今回は「五十三杯目」(7巻第3話)ののエピソード紹介及び実食について投稿します。

(八王子ラーメン+カレーセット)


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エピソード紹介

ある冬の休日、高橋潤は八王子駅にて寒さに震えていた。そこへ何故か小泉さんが現れる。挨拶だけで済まそうとした高橋潤だったが、何かモゴモゴと話す小泉さんに、最近、八王子に引っ越してきたばかりだと話す。すると小泉さんは「ラーメンが豊かなこの地に住めるだなんて幸せですね」と話す。小泉さん曰く、八王子は「ラーメン共和国」らしい。

(「ラーメン共和国」発言)

小泉さんは、「八王子ラーメン強化週間」であることを述べ、また、八王子ラーメンの特徴を述べる。

(八王子ラーメンの特徴)

気になってスマホで八王子ラーメンのことを調べる高橋潤。そして八王子ラーメンについて小泉さんに質問してしまう。すると小泉さんはもう止まらない。八王子ラーメンの店ごとの魅力を滔々と語るのだった。

(八王子ラーメン 其々のお店の魅力)

語るだけ語って立ち去ろうとする小泉さん。去り行く小泉さんに高橋潤は思わず呼びかけてしまう。「私も…私もラーメン!!!」

(思わず口を突いた叫び)

そして2人はラーメン屋に向かうのだった。

(着いたラーメン屋)

着いたお店で2人は「ラーメン(並)」の「カレーセット」を頼む。

(ラーメン(並)のカレーセット)

幸せそうにラーメンとカレーを堪能する2人なのだった。

(堪能)


[実食]

八王子にラーメン共和国があるだなんて、そんなこと今まで知りませんでした。私はどちらかというと共和国よりも帝国のほうが好きです。ローマも共和制期より帝政期のほうが好きです。初代皇帝のアウグストゥス萌えです。だから共和国はやっつけに行かなくてはなりません。ということで、八王子に乗り込みます!しかし「八王子」って聞くと「七英雄」ってヤバい奴らを思い出します。あいつらより1つ多く、尚且つ「王子」です。共和国だと侮らず、気を付けないといけません。


さて、八王子駅に着いたのは夜の8時前。エピソードに登場したお店を目指すこととします。

今回のエピソードに登場したお店は「でんでん」ってとこらしいです。


「でんでん」は駅からちょっと離れたことにあり、そして私も八王子には土地勘がないため、ちょい迷いましたが、なんとか「でんでん」に到着!


(「でんでん」)

作中ほどではありませんが、ちょっと寒い時期でもあったので早速お店に入ります。カウンターの席に着き、作中と同じく「カレーセット」を頼もうとしますが、何ということでしょう!売り切れちゃったとのことでした。何でも限定メニューらしいですね。夜の8時じゃ無理もないか。気を取り直してラーメン(並)を注文です。お店の中を見回すと、小泉さんで登場した「カレーセット」のコピーが飾られています。カウンターの向こうの厨房からは、チャーシューを炙ってると思しきバーナーの音が聞こえてきます。楽しみです。そして、お店の方の「熱いから気をつけて下さいね」の声とともに着丼!

(「でんでん」ラーメン(並))

まさに「八王子ラーメン」ってやつですね。薄茶色の透き通った醤油スープ、刻みタマネギ、焦げ目のついた香ばしそうなチャーシューに海苔。そして表面を覆う油。いかにも美味しそうです。まずはアツアツのスープを頂きます。スッキリとした、それでいてコクのある醤油スープです。美味しいです。いくらでも飲めちゃいます。次は麺を頂きます。中細の黄色のストレート麺です。小麦の香りがしっかりする、いい感じの麺です。再度スープを啜ります。今度は刻みタマネギも一緒に。刻みタマネギはアツアツのスープで表面は火が通って半透明な感じ、そして中心はまだ生って感じです。火の通ったタマネギの甘さと生の部分の瑞々しさがアツアツのスープと一緒になり、口の中で渾然一体って感じにとろけます。いい感じです。麺に刻みタマネギを絡めて頂くと食感も楽しいです。チャーシューも頂きます。大振りの柔らかなチャーシューで、炙られたことにより香ばしさがアップしてます。口の中でホロリとほどけます。美味しいです。そんなこんなで美味しく完食しました。シンプルだけれども味わい深く、心も体もあったまる美味しい一杯でした。

ご馳走さまでした。





しかしです、カレーを食べられなかったことは無念でなりません…リベンジしなきゃなりません!てことで、ちょいと日を置いて、また「でんでん」にお邪魔してしまいました。

お邪魔した時間は前回と同じくらいでした。カレー残ってるかな?と心配だったんですが、お店の方に聞いたら大丈夫!とのことでホッとしました。ってことで、念願の「カレーセット」をお願いします。しばし待ち、そして着丼です。

(カレーセット)

ラーメンとカレー!あぁ…もう日本人の琴線に触れる鉄板の組み合わせですね。カレーもまさに手作り煮込み感が伝わってきてメッチャ旨そうです。

まずはラーメンから頂きます。前回はもぉ無我夢中で頂いてしまい、恥ずかしながらメッチャ美味しかったくらいしか感想が残らなかったんですが、今回はちょっと余裕を持って頂けました。スープはアツアツです。終盤になってもキープされてる恐るべき状態です。スープの表面を覆っている香味油のなせるワザなんでしょうね。そして相変わらず美味しいです。控えめでありながら、味わいのしっかりした醤油スープです。黄色の中細ストレート麺は小麦の味わいがしっかりしてて、ホントによくスープと調和しています。口の中でスープと麺とがいい感じで混ざり合って幸せな気持ちになります。チャーシューは炙られてて芳ばしく、柔らかであり、脂身と赤身とのバランスもまた良いです。そのまま食べても良し、ほぐしてスープと一緒に頂くも良し、細かくほぐして麺と一緒に食べるも良しって感じです。刻みタマネギも美味しいです。スープと一緒に啜ると味わいのある醤油スープにタマネギの甘みと辛みがいいアクセントを加えてくれます。麺と一緒に啜るのもまた良しって感じです。

ひとしきりラーメンとの再会を満喫してから、カレーを頂きます。よく煮込まれて味わいのしっかりした、そして優しい味わいのカレーです。ご飯も美味しい!しっかりとしたご飯だからカレーの美味しさをちゃんと受け止めてくれます。形のないほど煮込まれた具がルー全体に行き渡り、ひと匙ひと匙からそれぞれの旨さがしっかりと感じられます。福神漬けも一緒に頂くと、まさに口福(こうふく)ですd(^_^o) これぞ日本のカレー!って感じのカレーです。

別に出していただいた大根のお漬物と昆布も美味しかったです。大根のお漬物、柚子の風味が最高でした。

ってことで「でんでん」へのリベンジマッチでしたが、八王子ラーメンの魅力を再認識し、そしてカレーの美味しさもバッチリ確認することができました。また来ちゃうんだろうな…

ご馳走さまでした。