夏陰~なつかげ~ | 写真係り

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自分のこと、信じてみることにする。

 

 

 

言葉が いま詰まってしまったら

 

ぼくらの夏は

 

ここで 終わってしまいそう

 

 

上手に笑えてる 自信なんか

 

あるわけないのに ・・ でも笑った

 

 

踏みつぶした カカトを

 

履きなおしたら

 

ため息を ぐっと飲み込んで

 

歩き出そう

 

 

夕暮れを 抜けていく風は

 

秋のにおいを 含んでる

 

 

ずっと 今日と同じ日々が

 

願わなくても 続くと思ってた ・・

 

 

開けっ放しの 窓の向う側で

 

ゆがんだ サイレンの音がしている

 

 

どれくらいの 速度で いま

 

未来に向かって

 

歩いているんだろう

 

 

ぼくらが 生きていく理由なんて

 

きっと ちっぽけな答えしかないって

 

気がするんだ ・・

 

 

ねえ? もし、かなうなら

 

どんな願いを ひとつ

 

選ぶと おもう?

 

 

ずっと、思いめぐらしていたら

 

足もとまで もう夜が来ていた

 

 

あの日、

 

スタートの合図で

 

走り出してしまった ぼくらに

 

 

いまさら もう

 

わざとらしい

 

ゴールなんか なくてもいい ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏のにおい・・

 

 

ありがとう を

 

ありがとう。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくが子供のころ

 

泳ぐといったら

 

近所の川だった。

 

 

みつかると親によく叱られたけれど

 

決まって、流れが強く

 

深く、渦を巻くようなところを

 

わざわざ選んだ。

 

 

そこで 泳ぐということは

 

仲間内のなかでは

 

恐怖を乗り越えた者の証し。

 

 

そして、

 

流れに逆らわず

 

身を任すことへの勇気も

 

得た証しだった。

 

 

小学生の時

 

自然と身についた

 

川で泳ぐときのルールだ。

 

 

 

川底から見上げる

 

水面は夏の光りで

 

きらきらと輝いて美しく。

 

 

口から放った泡が不規則に

 

川面へむかって登っていくのを

 

真っ暗で冷たい川底から

 

見るのが好きだった。

 

 

 

いまの、僕の人生に

 

似ているなぁ。。w