夜の海で、、先日、自死?された


 漫画家、、、



   芦原 妃名子


    1974年 産まれ



  さんの事を、、考えた。



 若干、50歳、、


 作家として脂の乗るお年なのに、、、



  自死と、言う、結論に、、、


  その思いを、、、



 先日、書いた、、SNSでの心無い


 誹謗中傷が恐らく一つの原因だろうが



 その引き金を引いた、、そもそも論での


 原因。


 

 漫画と言う 表現方法のオリジナル作品の


 人気にあやかり、、


 テレビドラマ化時の問題点



 そこには いくつかのクッションが入る



 ドラマ化に当たっての脚本家の原作への


 理解度による脚本家自体の原作とは趣きが


 異なる脚色が、、、



 また、当然!その背景には漫画では無く


 地上波TV と言う、、表現方法の違いも。




 それらの 諸事情で、、、




 原作が歪められる事は珍しい事では無い。



 その極端が、、パクリ!



 休日の夕刻に、、



 今宵の釣りの為の仕掛け作りしながら



 再度、、セクシー田中さんの問題を考えてると



 その延長線での


 芸術作品のパクリ問題が脳裏に浮かんだ。





 前回の東京五輪の


 エンブレムのパクリ騒動の時に



 底辺の若き一デザイナー、イラストレーターの

 

 作家の


  エックスでの呟きが 思い起こされた。



 奇しくも 芦原さんとほぼ同じ年齢










 小学生の頃、図工の授業で写生があった。


 学校の近くの神社に行って写生しなさいという


 課題だったと思う。


僕は子供ながらに


神社に行って神社を描くのはつまらないと思い、


建物を描かずに画面にでっかく斜めに


うねってる松の木を描いた。


松の幹の荒々しいウロコ模様と神社の


屋根の優美な曲線の対比がかっこいいと思い、


その枝や木漏れ日や葉の間から透けて見える


神社の屋根のコントラストを描いた。


今でもその絵をはっきり覚えているけど、


稚拙な表現ながら当時の自分としては


自信作だった。


下絵が終わるころ、


構図が決まらずグズグズうろうろしてた


クラスメイトが僕のすぐ横に座り、


松の木も神社も見ず僕の絵を見ながら


絵を描きはじめた。


やめろよ、あっち行けよというのも聞かずに


彼は劣化コピーを描き上げた。


教室のうしろに彼のクソ下手な


超絶劣化コピーと僕の自信作が並べて展示され、


自分の自信作がひどく矮小化され


穢された気分になりそのあとその自分の絵も見たくなくなった。


今、オリンピックエンブレム問題から派生した数々のパクリ疑惑で注目の人。彼を見ると僕の隣に座ったクラスメイトを思い出す。


数々のまとめサイトが乱立し掲示板やSNSで糾弾されているような同じことを書く気はない


ただ広義でクリエイターという職業に分類され、


その最下層あたりでのたうってる自分からすると、


恵まれた人脈、バックボーンを持っている


彼の環境に対する嫉妬はある。


そんな恵まれた環境で杜撰な仕事してることに対する憤りもある。


こんな仕事してると限られた納期、予算、


クライアントの要望があり、


ひどいのになると資料として


他人の成果物を渡され「丸パクリでいいから!」


などと言われることもある。


いやいやいやマズイっしょ、


と元ネタがわからない程度に改変すると


「違う!」と突き返される。


じゃあそのオリジナルの人に頼んだら、


というと予算も時間もないという。


それで喧嘩したことは二度や三度じゃない。


そんな糞みたいな仕事はさすがに断るけど。


著作権に対する一般人や一般企業の


認識の低さは想像以上です。


そのなかでやりくりする苦労もわかるし、


生きていくためにある程度に僕も穢れてるだろうけど、、、


真剣な仕事のうわっつらだけコピーされると権利や金


の問題じゃなく、


自分の作品がひどく矮小化され穢された気分に


なり心が傷つく。



それでパクさんのほうが何十倍も稼いでると


心が折れる。


そんなことを思いながら


モヤモヤした気持ちになり、


長文書きながら結局何が言いたいのかわからなくなるけど、


まあぼくには関係ない世界の人だし、


松の木を描いたあの頃の自分を


忘れずにいよう、ってことで


寝る。




 セクシー田中さんの場合は


 パクリでは無く 脚色、、


 とは言え、、作者にとっては、やはり


 耐え難い物だったのだろう、、、


 

  

  


自分の作品がひどく矮小化され穢された気分に


なり心が傷つく。



その事を主張した結果、、関係者との


軋轢、そして誹謗中傷、、


 

  




  

 パクリとは少し違うが


 原作と異なる脚色の自身のオリジナルを



 発表される 違和感、、失望、、、



  セクシー田中さんの 

 

  作者も感じたのに違いない。




 


 おまけ


  前述エックスに投稿した


  若きデザイナーは



  この青年なのである。



  そして彼は作家生活の20年間



  自身のオリジナリティに固執し続けた



  イラストレーター、造形作家なのである。




 








おまけ



  この投稿した 6ヶ月後



  彼は突然襲った病で、僅か半日で



  静かに 作家生命を絶たれた。