おばさんと だんなさん は この赤ちゃんの


お母さん お父さんを見つける事ができず


2人で この赤ちゃんを育てることにしました。


2人には 子供がいなかったので


本当の 子供のように うれしかったのです。


女の子は おどろくほど はやく


ぐんぐん 育ちました。


一年も たつと 5歳くらいの 女の子に


見えるようになりました。






【 やっぱり 人間の子では ないのかしら?!】


不思議におもいながらも おばさんも だんなさんも


コロコが 可愛くて可愛くて しかたがないのです。










コロコは 毎日毎日 森で遊んでいました。


なんと!コロコは 森のみんなとお話が


できたのです。


鳥や、リスや、うさぎ や、ヘビに カエル


さらには、皆んなが嫌がる 虫まで!


木や花には 花の精 木の精が宿っており


その精たちとも コロコは 仲良しでした。









普段は絶対に 人間の前には 姿を現さない


森のボス 大カエルとも 大の仲良しでした。










でも、虫や、木や、カエルに話しかけている


コロコの事を 村の子供たちは きみがわるい

と言い


仲間はずれ にして 一緒には遊びませんでした。


だけど コロコは 木の精、花の精


そして、虫や動物達から聞く お話が大好きで


人間の友達 が いなくても ちっとも


淋しくは 思いませんでした。


やさしい おばさん と だんなさん と


多くの 森のおともだち にかこまれ


とても 幸せな毎日でした。