こんにちは。
南大阪の、反射の統合ワーカー はるです。
こんなこと、思い当たる方はいませんか?
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どうしても猫背(または反り腰)になってしまう
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階段を降りるのが怖かったり、何もない所でよくつまずく
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本を読んでいるとき、疲れやすかったり、縦書きの本が苦手
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すぐに横になりたくなったり、なにかに寄りかかりたくなる
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運動が苦手、動きがぎこちない、手足を同時に動かすのが苦手
あなたのそのお悩み、 もしかして、首の上下の反射の影響かもしれません。
首の上下の反射とは?
首の上下の動きと連動する、乳幼児期に見られる代表的な原始反射の一つです。
正式名称を「緊張性迷路反射(Tonic Labyrinthine Reflex:TLR)」と呼びます。
頭の位置が前後に傾く(首が上下に動く)ことで、耳の奥にある「前庭迷路(重力やバランスを感じるセンサー)」が刺激され、全身の筋肉の緊張が自動的に変化する仕組みです。
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頭を前に傾ける(下を向く): 体全体が丸まる方向(屈筋の緊張が高まる)に働きます。
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頭を後ろに傾ける(上を向く): 体全体が反る方向(伸筋の緊張が高まる)に働きます。
本来、赤ちゃんがおなかの中にいる頃から出現し、通常は生後3~6か月で、大脳の発達により自然に消失(統合)していきますが、大人になってもこの反射の影響が心身に残ってしまうことがあります。
なんのための反射?
そもそも、首の上下の反射(TLR)とは何のための反射なのでしょうか。
①産道を通り抜けやすくする
赤ちゃんが動かないと、お母さんのおなかから出てこられません。
首の上下の反射で、頭を後ろに倒すことで身体を反らしたり、前へ倒すことで縮めて、身体全体を動かすことで、産道を通る動きを助けます。
②姿勢やバランス感覚の基礎をつくる
赤ちゃんが生まれてからは、ハイハイをすることによって、首の上下に逆らう動きを積み重ねます。これによって、重力に適応しやすい姿勢や、バランス感覚の基礎を作ります。
(1)ハイハイの動き
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ハイハイ時の葛藤: 四つん這いの状態で前を見ようとして「頭を上げる(上を向く)」と、首の上下の作用で本来は「手足がピーンと伸びる(伸展)」反応が出ます。
しかし、手足が伸び切ると、四つん這いをキープして前に進むことができません。
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統合へのプロセスの推測:
赤ちゃんはハイハイをする際、「頭を上げて前を見つつ、手足を曲げて床を這う」という、首の上下の反射の自動反応にあえて逆らう高度な運動を繰り返します。
発達支援の領域では、この「頭の動きと手足の動きを分離してコントロールする経験」を重ねることによって、大脳が反射の自動スイッチを制御できるようになり、「統合」されていくと考えられています。
(2)姿勢について
- ハイハイなどを経て首の上下の反射が無事に統合されると、頭を前後に倒しても、全身の筋肉が反射に引っ張られなくなり、頭と手足を別々に動かせるようになります。
- また、反射の活性と統合によって、重力に負けないための「筋肉の基礎的な張り(筋緊張のトーン)」が育ちますので、効率よく直立姿勢をキープできるようになります。
(3)バランス感覚(平衡感覚)について
- 首の上下の反射は、頭が傾くことで耳の奥にある「前庭迷路(ぜんていめいろ)」という重力や傾きを感じるセンサーが刺激されて発動します。この前庭システムは、人間の平衡感覚(バランス)の要です。
乳児期に首の上下の反射が活性化し、必要な動きをやりきって統合することで、バランスを保てるようになります。
ちなみに、『反射』ですから、刺激を受けた時に、脳で『考える』ことなく、無意識に身体が動きます。(反射:例えば、「熱いものを触ったときに、ぱっと手を離す」のと同じですね)
「頭が動く=重力の方向が変わった!」
となった赤ちゃんの身体は、首の上下の反射によって筋肉の張り具合を自動調節します。
この反射を何度も繰り返すことで、赤ちゃんは重力の中でバランスを取る感覚を養い、首をすわらせ、やがて立ち上がれるようになります。
わたしたちの、全身の筋肉・バランス感覚の基礎が、この時期に作られているのです。
とはいえ、この反射が必要なのは身体の土台ができる乳幼児期まで。
反射の動きを充分にやり切り、成長につれて大脳が発達して、反射が統合されていくと、本来は不要になっていくものです。
首の上下の反射が残っているとどうなるの?
乳幼児期の発達プロセスや、身体を十分に動かす機会、環境など、さまざまな要因によって、この反射がうまく統合されずに残ってしまうことがあると考えられています。
特に、首の上下の反射の場合、帝王切開や、ハイハイの期間が少なかったというケースで、反射の統合に必要な動きが足りていなかった可能性が高いです。
首の上下の反射が統合されていないと、日常生活の中で、頭の動きに全身の筋肉の緊張が引っ張られてしまうため、常に重力と戦っているような状態になり、姿勢維持や空間の捉え方に影響を及ぼすと仮説立てられています。
日常生活の困りごととしては、以下のような形で現れると推測されています。
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身体・姿勢面: 猫背になる(下を向くと背中が丸まる反射が働く)、または逆に反り腰になる。姿勢を維持するだけで疲れてしまう。すぐに横になりたくなる、ふにゃふにゃしている、身体の中心軸がない
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運動・バランス面: バランス感覚が悪い、何もないところでつまずく、階段の昇り降りが怖い、高所恐怖症、動きがぎこちない、運動が苦手
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感覚面(三半規管): 乗り物酔いを起こしやすい。頭を素早く動かすとクラクラする。
(頭が傾くたびに耳の奥のセンサーが過剰反応するため) -
視覚・学習面: 読書や作業で疲れやすい、近くが見えづらい、目の筋肉が弱い、集中力が続かない、座って作業すると左右に身体が動く、空間認知が弱い
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心理・情緒面: なんとなく空間的な不安定さを抱えやすい。
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他:今していたことがわからなくなる、忘れっぽい(首の角度が変わると思考が飛ぶ)
大人の日常において、下を向いてスマホやPC、資料を見る(頭の前傾)、あるいは上を見上げる(頭の後傾)という動作は頻繁に行われます。
首の上下の反射が未統合だと、下を向くたびに背中を丸めようとする力が働き(猫背)、上を向くたびに腰を反らせようとする力が働きます。
(上を向く・下を向く動きが、しづらい・怖い)
日常の中で、無意識の動作のたびに姿勢を崩すストレスがかかり、また、身体の中心軸も育っていないため、これが慢性的な姿勢の悪さ、肩こり、そして「姿勢を維持するだけで人一倍疲れる」という状態の原因になると仮説立てられます。
首の上下の反射の統合について
原始反射の統合ワークでは、ゆったり横になった状態でのアプローチや、頭と身体を優しく連動させる心地よい動きを通して、脳と神経系の適切な発達と統合を促します。
ワークを重ねていくうちに、頭の位置を動かしても全身が緊張しにくくなり、段階的に身体の余計な力みが抜けていきます。
無事に大人になり、日常生活も仕事もきちんと送れている。 なのに、
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良い姿勢をキープしようとするだけで、肩や背中がガチガチになる
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本を読むのが人より遅い、目が滑って内容が頭に入りにくい
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乗り物酔いがひどくて、移動すること自体がストレスになる
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空間の広がりや距離感が掴みにくく、おっちょこちょいなミスが多い
その長年の困りごとは、もしかしたら、重力とバランスの土台である「首の上下の反射」を統合していくことで、楽になっていくかもしれません。
他にも、日々の困りごとに関わる原始反射や固める反射について、ご紹介していきます。
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