対極がある
ふりこがそうだ
一方を極めれば
もう片方へと流れる
光と闇
楽と苦
絶望と希望
必ず
どちらかに偏りついたら
その逆に向かうようになっている
それは
仏陀も
言ったこと
苦しい修業の果てには悟りがある
それも
振り子のあちらとこちら
を
行っただけなのだ
中道
とは
その間の道を生きること
苦でもなく楽でもない
そこには
安寧の場が存在する
苦しいだけの時代を経て
楽しいばかりの泡が弾けて
平な時代が訪れた
そして
また
流れ始める
和合の時代
中道とは和合の道なのかもしれない
光が影を生み出すように
闇が光を生み出す
光と闇が溶け合うところ
楽と苦が溶け合うところ
絶望と希望の真ん中にわたしたちは生きている
殺し合う武術が
生かし合う武道に
中する心
すなわち
愛
合気道は
愛の武道
わたしがいて
あなたがいてくれるからこそ
なせる技