お正月
旦那さんが
テレビを見ていて
そのまま出掛けてしまい
あらあらと
消そうとしたところ
ふと目をやると
樹木希林さんが出演されている
「日日是好日」
が始まって
おぉーーー
これ
観たかった映画ー
と思って
座って観た
はみです
鏡餅をどうぞ
お茶の道に
ふとした縁で
歩んでゆく
女性のお話だったのだけれど
とても
静かで
ささやかな毎日の
お話だった
主人公(黒木華さん)の人生に
寄り添うように
茶道があって
それは
いのちを豊かにしていた
何気ない掛け軸に
想いを現し
出会ったひとを
大切にする
もてなし
字を字として見るだけでなく
そのままを
感じることで
その字ひとつでも
見ているひとの中で
活きてくること
型を習うときは
頭で覚えるのではなく
日々の稽古の中で
からだが記憶していることを
信頼すること
型にこだわらないこと
工夫してみること
ひとつひとつの所作に
意味があること
所作の美しさ
と
所作が
その人の美しさを引き出すこと
嬉しいときは喜び
悲しいときは悲しみ
苦しいときは苦しみ
ほころぶときにはほころぶ
さまざまな心模様のままに
ひとつひとつの感情を
そのままに
じっくりと味わうこと
真冬に咲く
まんさくの花
真冬に咲く
花もある
厳しい冬にも
終わりがあり
必ず
あたたかな春が訪れること
ひとつの出会いも
この出来事も
この人も
同じようで
同じではない
一期一会
四季折々の中で
生きることを
静かに
紡いでいく
そんな
お話でした
言葉になると
その想いや心遣いを
追いかけたくなるのですが
言葉でないものには
わたしの捉え方や見方が
ダイレクトに現れて
じつに面白いです
樹木希林さんの
ひとつひとつの言葉が自然過ぎて
親しいひとに思えてきて
言葉にならない
しぐさや
ふとした表情が
そこはかとなく
深みを増し
思わず
感動してしまった
あー
心地よい
明日から
今年の
お稽古が始まります
一期一会
あなたは
何を
だれと
紡いでいきますか？