理論より感じる事が先。 | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

夏風邪をひいてしまいました…

なんとなく気管支の奥に引っかかりを感じたのが最初。そこから日を追うごとに風邪らしく。

昨日は怠いながらもさらったりレッスンしたり、帰りの遅い奥様の代わりに夕飯作ったり、、、


今朝、猛烈な寒気と共に38.3℃まで熱が上がり、今日と明日の予定をキャンセル。
気管支から喉への症状が殆どで後は身体のあちこちが熱を持っている様に怠い。呼吸器を休めるの(吹かない事)が一番早いと判断してコンサートも無いし休業。

1日ゴロゴロ。
しかし、夏風邪は気温や湿度からかぐっすりと眠るのが難しくとにかく辛い。。
ちょっと、最近油断してました。

さて、最近のレッスン。
皆さんそれぞれ頑張ってるます。

中学生君はもう少し深い所のスイッチが入らないかな〜と気長に待っています。
もう、実力は有るのだけどその力を30%も発揮出来てない。。期待してます。
そのスイッチ入るかな〜


中学生さん。
芯が強いです。(笑)
アンブシュアは癖が抜けきってないし、身体ももう少し。でも、どうなっていくのが良いのかは理解してる。理解してそれをスムーズに自らの身体の動きとして自然に行うのは時間がかかる。彼女は長期戦だと思ってますし、本人にも伝えてある。それも理解してるし努力が音に出ている。一番良い音を持ってます。
ただ、土日にクラブに出れないからコンクールに出れないってのはどうなのかな〜
そう言う足並みの揃え方好きじゃ無いんですよね。。。レッスンもその他の活動もクラブの演奏にもプラスになること。皆と一緒でないといういけないってこの国のスタンスなんですかね?
僕は、、、理解出来ません(笑)


大人の方。
皆さん、まず理屈で理解して方法を覚えようとします。一見正しい様ですが、まず上手くいきません。
何かを指摘すると、どんな練習をすれば良いですか?と聞かれる事があります。何回かレッスンを受けてる方は、実はたいていの場合は殆どこれまでの説明の中に答えは有るのです。どんな練習をと訊く段階で理解出来てないことを自白してしまっていまして(笑)

最近は、少し案を出しつつ、前もこう言いましたよね?自分で考えてみてくださいね!と突き放します。

何故か?
自分で考えないて模索しないと身にならないし、それを質問のあった所から改めて体感させるのにもう一時間かかったりする事だって有るんです〜特に、最近、2時間を超えたり、22時過ぎるレッスンはキツくて。。歳?

また、繰り返し確かめる様な質問も自分で考えてもらう様にしています。こうやれば出来るんですよね?と確認する様に言われても… それがどういう意味を持つのか練習の中で考えて頂きたいのです。
聴こえて感じればきっと出来ます。

2,3日で出来る方法はありませんか?と聞
かれたりもしますが、有ればプロが皆やってるしそんな簡単で劇的な方法が有ったらレッスンもプロの存在もいらなくなると思います(笑)半年後、1年後、数年後に変わってるのを自覚出来るはずです。その場で劇的に変化を感じる様に体感させる事は出来ますが、、実はそれは出来るようになった事ではありません。それを家で自ら自然に再現して、何時でもすっとその感覚を引き出せる様になって初めて出来る様になったのです。
半年前、1年前、数年前と比べてください。良い方向に明らかな変化を感じていればそれは良いレッスン受けている言えるでしょう。でも、あれ?変わったかな〜?と疑問を持つ時は何処かを見直すべきでしょう。



大人の方で一番感じるのはソルフェージュ能力の不足。もちろん、専門家で無いのですが、それでもソルフェージュは必要にはなります。ここも容赦無く突っ込みます。(笑)

ずっと、1年も2年も伝え続けてる事なのにある時初めて「あれ?」と気がつく方も少なく無い。それまではこちらの言葉が受け手の心に届いてないのです。言葉を受け取った時にそれぞれの方の常識の中の言葉に置き換えてしまう。それをやった時点で全く違うものになります。指摘や答えは自分の考え方の外側にあるのに内側を探す。内側で理論を組み立ててしまう。そうすると、次に指摘された時に理論がバラバラに崩れて理解出来なくなる。あれ?ってなるんです。

理論なんて後からで良いんです。
骨や筋肉も手掛かりにしか過ぎない。
良い音をした時の身体の感覚を覚える事、それを再現できる事の方が物凄く大切です。ちょっと違うんですが、理論ばかり述べられて全く音でそれを現せない人っていますが、大抵は本人はそこに気がついてない。出来てるつもり、または、少し誤魔化してもばれてないつもりなんですが、バレバレです。ほら、あなたですよ!(笑)

先ずは出来る事。もちろん、レッスンでは出来るようにアプローチして出来る状態を体験して貰います。レッスンをする側がそれが出来ないなら、それはレッスンにはなら無いでしょう。出来る人が教えるべきですし、体験させる事は決して難しくありません。(時には時間が必要ですが)
間違いを指摘したり知識を披露するのは誰にでも出来る事ですから。
それぞれの人に合った吹き方を見つける手伝いをする。そこは、理論から離れる事が出来ないと難しいでしょうね。
知識や理論を増やす事や示す事が大事では無くて、それらは実際に鳴るサウンドや音楽の裏付けに使う事が正解だと思います。そして、そこから離れられて初めて出来たと言える。

そう思います。
 




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