一番の目的はプライベートな集まりでしたが、少し仕事関係や楽器関係も合わせて。
朝7時過ぎに家を出て昼に東京着。
秋葉原にあるホテルに荷物を預けて、若い演奏家を中心に集まってくれたバロックトランペットを楽しもう会(笑)へ直行。
7名ほど初めての人から経験のある人まで揃い二時間程あまり根を詰めずに楽しいながら有意義な時間を過ごし、その後に自分の使うモダンマウスピースのメーカーの他のモデルを何人かに吹かせてもらい、さらにお茶しながらマジな雑談。
その後は浅草に移り、最初に決まっていた本来の目的の大学の同期の家族を伴う一時帰国に合わせた集りに参加。
平均年齢が50と云う飲み会なのにパワフルだった(笑)時間の流れの不思議を感じた。
自分の中はそんなに進んだ感じは無いし、音楽家中心でその他の職業も自ら切り開いている様なメンバーが殆どで、皆内側も外側も若いし良い意味でそれぞれ男も女も色気が有りエネルギーは若く半端で無かった。
お互いがどんな地位とかそんなの一切関係無くなれるこの仲間は本当に素敵。世界的な演奏家が来て居てもきっと容赦無くバンバン駄目出しするだろうね(笑)あれ?当日は居たっけ?(笑)学生の頃は気が付かなかったな、こう言う未来に。
時間が戻ったと言うより進んでも、あの頃の濃い時間の中で共に過ごした繋がり、空気間は色褪せないと感じた。久々に一切変な気を遣わないあっという間の4時間。
同級生の子供さんとSNSのチャット以外で初めて会えたのも~英語圏なので、話せたのも不思議でいて嬉しい事だった。(英語と云うのが…笑)
酔っ払い完全に出来上がったFがやたら繰り返し永遠リピートで褒めてくれるのに、その場に居た3人ほどで大笑いして、本人からはなんで笑うんだと怒られ、でも笑いが止まら無くて…
いや、でも、そうやって酔っていても言ってくれた事は嬉しかったし、普段、どうしても田舎にいて一人で色んな事を準備して、仕事の時だけ音楽家と会う生活をしてる自分には皆と過し、自分の発信や行動に声をかけて貰う事が大きなエネルギーチャージになった。
同期との再会の為に出かけた事は確かだけど、逆に自分がエネルギーを沢山貰った。一人で歩んでいるとふと自分の歩いている道が本当に良いのか?て不安になる事が少なくない。何か色んな事に追われている時より、何の変化も起こらない静かな時間が続く時が特に。今年は予想していたのだが、その通り静かな時間が続く年となった。これは必然だと思うし、今のこの時間が自分を次に進める為に物凄く貴重な時間でも有る。自分は今までこう言う時間でステップアップして来てるから、周期が何となく判る。
昼間のバロックの会、夜の集り、それぞれから大丈夫だと思えるものを感じる事が出来た。自分が存在してる意味みたいなものも。今月末に行きたかったコンサートが東京で有るのだが、二度は諸事情で厳しく、今回はそちらより人との再会を優先した。これはある見方をすると逆だけど、自分にとっては必然だったと思える。
ホテルに戻ってからは、ぼーっと都会の夜中の風景を眺めながら湯船に浸かり翌日へ~これが出来るだけでこのホテルを選んでる。
翌日は午前中に、また、前日と同じ様にマウスピースを吹かせてもらい、スペアとして探していた物を譲ってもらう。
何本か吹かせてもらう事で、あと少し再調整して貰う方向を再確認出来たし、自分のモデルのキャラクターも再確認出来た。やはり自分には現時点でベスト。
その後、生徒さんの楽器とマウスピースの選定へ。時間をかけて色んなマウスピースで試してみた。面白い事に、いつもは一つのマウスピースでの印象なのだけど、今回は4種類でテストしてみて、微妙に感触が変わる事に気が付いた。先ず、自分の羊マウスピースだと少々楽器の方にストレスが有ってもそれをものともしないので、今までの感覚で選ぶと楽器と同じメーカーのマウスピースと合わせた時にキツかったりする。午前中に譲り受けた物が役に立った。
スペアはもう少し探しておいた方が良いかも知れない。メインは羊からぶれないと思う。ダントツに良い。
選定後はKさんとデュオをしたり、Sさんに会いに行ったりと結局最寄り駅には最終。
今日は身体が疲れでガチガチ。ラッパもイマイチだったが、この先の様子も見えて来たので、それに対応できる様に~今年もバッハの演奏付き3日で1000km越え車移動ってのが確定したし、これからその辺りの予定も埋まりその為に色々な手配もしなくてはならないだろう。こちらの世界が少し拡がってくれないだろうか?(甘いかな~)今年は昨日のダイレクトメールで一つ話が拡がった。
夏のうちに実家の事も次のステップに進めないと。
ラッパ吹きとしては中堅の域をそろそろ外れてしまうわけで、かなりの付加価値が無いと消えて行くのは必然。その為にもこの数年の変化は大切だし、今年前半の内側を育てる時間も必要だった。
旅で得たエネルギーを素に一つギアを上げて進もう。