別れ | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

先月の終わり自宅で練習中に携帯が鳴った。

確認すると母からだったので後で掛け直すつもりでスルーして練習を続けた。基本的に練習中、レッスン中は出無い。

直ぐに家の電話が鳴り家族がとった後、防音室のドアをコンコン。

娘が「お父さんの従兄弟が亡くなったとおばあちゃんから電話が有ったよ」

慌てて実家に電話をする。

どうも急病だったらしいが詳しい事も判らないし、信じられずに本家にでんわをした。

亡くなった従兄弟の弟の奥さんが出られて確認が取れる。。弟に従兄弟に変わってもらうが、言葉が出無い……涙だけが溢れる。悲しいと思う前に感情を抑えられ無い自分が居た。
大学生の頃祖母の葬儀に行き、小さくなった本当に小さな祖母の姿を観た時に同じ感情になったかな。



小学生の頃夏休みなどに彼等の家に長期滞在をした。祖母が居て、滞在中はその家の三男となった。
亡くなった兄の方の従兄弟とは歳が離れて居たのも有りそんなに遊んでは貰わなかったが、電話で話した弟の方とはたくさん遊んで貰った。でも、一人っ子の自分にとっては兄弟を味わった時間だった。
蝉やザリガニ取り、段ボール箱いっぱいの花火。。大勢での食事。
その頃は敷地内に長屋が有った古い家で土間が有りトイレ、いや便所や廊下が暗くて怖かったかな。色んな事を思い出した。

従兄弟の家族にとっても急な事で、実感が無いと話して居た。

自分の父やその兄弟、母の兄弟など見送った人は少なくない。
でも、少し離れて居るとはいえ同世代にあたる身内の旅立ち別の想いが有る。

安らかな彼の顔を見ながら"生きる事"を強く意識した。存在すると言う意味で無く自分として生きる為の決意みたいなもの。

あの頃は人生なんて永遠に近い気がしてたけど、時の流れは早い。

彼はとてもシャイで優しかった。
天国で、、心からのんびり安らかに過ごして下さい。


またね。