バロックトランペット vs ピッコロトランペット | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

ある長く通って下さって居る年上の生徒さんに年頭のメサイアを聴かせた。

もう、10年位は基礎や曲のレッスン、調子のコントロールをお手伝いしたりするトレーナー的な役割もレッスンでして居て、こちらの演奏も聴いてもらい時々感想を訊く。バロックの演奏も聴きに来て貰って居る。

ピッコロをバロックと思い込んで聴いてらした。音もピッコロに感じなかったらしい~これは違う方からも言われた。狙ってる感じでは有る。音色も変わって来てるんだろうが、音の扱いが音色を変わって聞こえさせて居るのだと思う。逆にピッコロを聴いてからバロックを聴かせて、やはりharuさんの音ですよねと言われた事も有る~良い意味でね。これも当たり前。
同じ空間で聴き比べれば明らかに違っても、音楽の芯の部分は同じ。

ふと思いついて幾つかの演奏を聴いて貰う。色んな演奏家のブランデンブルグコンチェルト。
じつは全てバロックだったのだか、、イギリスタイプの4穴システムでモダンマウスピースの演奏はバロックのアーテキュレーションに近づけたピッコロかな?と言うお答え。バロックマウスピースの3穴や穴無しは古楽器と言うお答え。言い換えると、モダンに基準の有る演奏家はモダンぽく聞こえて、バロックを主にする演奏家はバロックに聴こえた様子。

自分が聴いて大きな違いはアーテキュレーションなど喋り方に有ると思った。たまたま、ハッキリと分かれただけだとは思うが、彼は「綺麗に吹き過ぎるとモダンに聴こえるのでしょうか?」と尋ねた。

因みに表面的なアーテキュレーションには反応され無くて、もっと根本の部分を感じてらした。

この辺りに、今、求めている答えが有りそうだな~