ジジが亡くなって、早3年。
その間に、何人もの親類との別れがありました。

別れと悲しみの上書き状態。
気の毒なジジ真顔
昨年末のババ、今年頭のミキオお兄ちゃん、という2つの別れに持って行かれ、ジジを亡くした悲しみは、フレッシュ感をさくらんぼなくした気がします。

3年前のあの日、隣町の病院から葬儀車で帰る道中、拭いても拭いても涙が止まらなかったというのに。
今ではジジを思い、ジンワリ目が潤む事すらないという…。

というか逆か。
ババの葬儀のスライド用の写真を探していた時、ジジの写真カメラも色々と出てきたのですが…。

後日、それをマジマジ見てみると、何だか笑えてニヤニヤ
ババの葬儀から、日も浅いある日、




とか言いながら、姉と2人、涙が出るほど笑ったという…。

クローバー     クローバー     クローバー

昔はアル中日本酒で、ひねくれ者のジジを嫌い続け、
「子孫なんて残すものかムキー
とまで思っていた私。
将来ジジの介護だなんて、する気もないし、やれる気もしなくて。

しかしだいぶ月日も流れたある日、会社から帰ると、ババが
「お父さん高熱が出て、オシッコまで漏らしてしまって。着替えさせ、どうにか布団まで運んだんだよ」
と言うのです。
すぐさまジジの所へ行きランニング、オデコをさわると熱は下がっており。

ホッとしたせいなのか、無意識にジジの手を握っていたのです。

その時、心の中に
「あ…できるかも」
という自分の声が、一瞬聞こえた気がしました。

そして数年後、その予感通り、嫌いもクソうんちもなく、ジジの介護生活へと入って行くのです。意外にスンナリと…。

クローバー     クローバー     クローバー

今、ジジを思い出すとき、怒りでも涙でもなく、笑いが出てくるのです。
そして、若い私が聞いたなら、怒り狂いそうなセリフが、心の中に浮かぶのです。

「いい親子だったよな。なかなか…真顔

血が繋がっているからこそ、家族だからこそ逃れられず、やっかいだった思いアレコレ。
長い年月の間に、何かしらの要素や偶然が、少し…また少し…と加わって。
そして我が家の場合、たまたま運良く発酵したのでしょう。腐敗の方ではなく。

ジジの介護に関しても、今はもう悔いや後悔はありません。
寂しい思いもさせましたが
「とっくに全て、許してくれているはず」
という信頼が、私の中にあるからです。色々お互い様だしね真顔

過去を思えば、こんなにシンプル且つ明るい気持ちでジジを思い出せるのは、嬉しいこと。

ジジ、ありがとうクローバー
明日は暑そうだから、父の日の墓参りは、また今度にしとくニヒヒ


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