特養から持ち帰った服などは、割とすぐチェックし、最初の資源ゴミの日に処分しました。
ジジババの部屋だった六畳の和室が、後飾りやら特養の荷物やらで一気に狭くなり「やらざるを得ず」という理由からなのですが。
まだキレイな物だけチョイスし、
毛玉だらけのスヌーピーのトレーナーとかでも、あまりシミジミ見てしまうと、着ていたババの姿が浮かび
「ピッチピチで、家で着るか…」
なんて間違いを犯しそうなので、勢い&気合いが大切。
パパッとビニールに入れ、すぐに口を縛ってしまいました。
「私にしては、手際よく、未練なく処分できた」
と満足していたのですが、亡くなったババが特養を出るとき〜納棺式までの数日間着ていた上下が
看取り期に入ってからの4カ月半、ババと触れ合う時間をたくさん持てたので、亡くなる前は
「これでもう、いつ亡くなっても悔いはないです」
と周りに言い、勿論それは本心でしたが。
今はその最後の4カ月半の残像に、なかなか辛いものがありますね。
あの世とこの世の境目で、力無くも奮闘していた枯れ木のような姿が、すっかり目の裏に、焼き付いているのです。
今頃もっとケロリとしているだろうと思っていたのですが。
「分からないものだなぁ、自分の気持ちですら…」
と感じています。
姉も今回、マメに面会に来てくれて、膝掛けを編んだりと、最後に濃く関わった分だけ
「ジジの時より、もしかして辛いのでは…」
と、こっそり想像しています
来週は霊園で、四十九日と納骨の予定ですが、その後の会食の店を決めたときも、姉は
「本当は、○△□(特養近くの喫茶店の名前。面会後、よくお茶しました)が、一番の供養になる気がするんだけどね…」
なんて、感傷的なことを言っていました。
「いや、そんなことないでしょ。だってババは一回も○△□に行ったことないもん、思い入れないって」
…と返しそうになりましたが、突っ込むのをやめ。
連想ゲーム的に、ババ→特養→面会→○△□…になっちゃったんだね、きっと。
「あの店は、何かの時に、また2人で行けばいいさ」
…と言いました。
月命日とかに、ブラっと行くのもいいかも。
ポチッと応援お願いします
にほんブログ村