ばあちゃんが亡くなった数日後、年金事務所に電話しました。
予約は最短で1カ月先と。2年半前のじいちゃんの時もそんな感じだったので、何の疑問も持たなかったのですが。
当日、私を追い抜くようにスタスタと入って行った、せっかち風の男性が、案内の方に
「お父様がお亡くなりになったのは、いつですか」
と聞かれ
「12月○日です」
と答えているのにビックリよ。コロナの頃とは違い、予約しない方が早かったんだなぁ…と。
待合室はガラガラだったし、電話のとき、一言聞いてみればよかったです。それにしても、彼早い…。
年金の未支給分があれば、持参した私の通帳の口座に振り込んでくれるとのこと。葬式前後にバイトを休みすぎた私は思わず、
「わ〜い。初めての年金」
と小躍りしそうになりましたが、それはババの金
今ミニ仏壇が置いてある、ボロボロの元テレビ台を、お洒落なキャビネットに買い換える費用に取っておこうと思います。
前回は、久々に降りたった駅周辺の変化に浮かれ、帰りに余計な買物をアレコレしてしまった記憶がありますが、今回は財布の紐を締めました。
唯一、耐熱ガラスのマグカップだけは、買ってしまいましたが…。
ババの葬儀の返礼品のお茶が余ったので、普段よりお高目な緑茶を、毎日いただいているのです。注ぐ度、綺麗な黄緑色に癒やされて
…くだらないでしょ? ババ臭いかな?
そんな些細なことが今、心をジワジワ暖めてくれています。
年金事務所は隣町。こんな用事がなければ滅多に降りない駅ですが、たまには気分転換にいいですね。
ババが亡くなり、2度目の喪主となり
「初めてじゃないから。前よりは色々と大丈夫でしょ」
と思っていたのですが、命が終わるというのは、回数だとか慣れだとか、そういう類いの事でなく。
葬式が済み、1人になってみると
「ジジの時とはまた違った寂しさがあるものだなぁ…」
とシンミリし、無気力に傾きそうな日もあったのですが。意外にダメージ大きかったです( TДT)
天気が良く陽射しをたくさん浴びて歩いたこと。街に活気があったこともあり、
「さて、これからまた、新しいスタートだな」
と、前向きな気持ちになれました。
まずは充分休み、パワーチャージすること。
後回しにしていた、自分の健康も見直したい…。
仕事は勿論頑張る。そして元気が余ったら
「このお金を何に使おうか」
と考えるときのように
「この命の時間を、何に使おうか」
という的を、そろそろ絞っていこうかと思います。
カラダと心が動くって、本当に有り難いことですから
気持ちが後ろ向きになった時は、またこの駅に来て、ブラブラと歩いてみようかと思います。
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