つづきが遅くなりましたウインク

クローバー

四十九日と納骨のあと、姉の旦那と息子は帰り、私と姉は、家でしばし休んでから、それぞれ動き始めたのです。

姉はキャリーバッグの中に着替えを持ってきていたので、礼服から普段着に着替え、庭の梅の実を取り始め。
私は洗濯機を回している間、ちょっと花屋花束にと。
欲しかった花が売り切れで、10分程で戻ってくると…。




声をかけ、見ると頭から血が滝汗
唇からも少し。




結構出血しているし、頭だから病院病院に連れて行った方がいいかも、と焦る。
「保険証は持っている?」と聞くと、バッグの中を探し始めたのですが。なんか…様子がおかしいのです。

病院の救急病院と、タクシー車に電話して、
トラ「とにかく行くよ」
と声を掛けると
お母さん「私、上着か何か着て来てこなかったっけ」と。
トラ「うちに来たときは礼服だったから、着替えに上着を持ってきたかどうか、私は分からない」
と言うと




そして
トラ「今日、じいちゃんの四十九日で来たんだよ、姉。覚えてないの?」
お母さん「四十九日…?」

ヤバい、大変!
たぶん記憶喪失みたいな感じになってる。

タクシーの中、保険証を私に預けた事をもう忘れて、ひたすら探しまくり。
トラ「もう貰いました!」
お母さん「…そう…」

そしてすぐ、また探し、




この会話を、何度繰り返したことか。
認知症並みの繰り返しトーク。
病院に着くと、今度は




という会話を何度も何度も繰り返した。

どの辺まで忘れているのかと、確認的にたどるため、色々と聞いてみた。
今日、四十九日の法要があったのはコロリと忘れているようなので、もう少し前の出来事を。

トラ「ばあちゃんが、特養に入所した事は覚えてる?姉と一緒に連れて行ったよねぇ」
お母さん「…?」
トラ「じゃ…じいちゃんが亡くなったことは?」




ちょっと、 まじめに大変!ゲロー

少なくとも1ヶ月半くらい前の記憶もないということじゃないか…。
じいちゃんが死んだことなんて、今更どこからどう話したらいいのさ滝汗

CTを撮り、傷の手当てをして貰った。
脳内出血なし。傷は小さいが「出血が止まるまで」と、ガーゼを貼ってネットを被された。

医師の話によると、頭をぶつけ一時的に記憶を無くすのは、よくあることだと。思い出す場合もあるし、記憶が戻らないこともあるけれど、それは仕方ないのだ…と。
頭を打った人への注意事項の紙を貰い、とりあえず帰宅した。

スマホをスマホ見て、ひたすら記憶を辿り始めた姉。
やはり暗く、何を言っても
「ちょっと待って」と「ごめんねぇ」しか言わない。

そしてどんどん時間が過ぎていく。
姉の家族に電話スマホをして、事情を説明し、今日はもう泊まらせることにした。

お母さん「私は何処で、どうやって転んでいたのか」
というのは、もう何十回聞かれたことか。

そして少し…また少しと思い出し、やっと話が通じるようになったのが、ケガから4時間後くらいだったか。

思い出せたことで、だんだん姉に元気と笑顔が戻ってきた。




晴れにはすっかり様子も落ち着き、ケガのほんの少し前までを、しっかり思い出していた。

「もう大丈夫だよウインク」という姉を、1人にするのは不安があったが、私は色々と忙しい日で、電車に乗せる所までの見送りしかできなかった。
かわりに到着駅では甥っ子お父さんが待機してくれた。




正直、今度は私、姉の介護が始まるのかなゲロー…と思いましたよ。

「思い出せないって、忘れるって辛いんだな」
ということ。
「そして一緒にやった事とかを、忘れられてしまうというのは、残念なもんだな」
…という事。
それを親達おじいちゃんおばあちゃんの認知症とはまた別の角度から、再確認したような出来事でした。

クローバー

あれから1ヶ月経ちました。
ケガの直前直後の記憶に穴はあるものの、それ以外は完全に戻っているので、仕事や生活に支障はないようです。
脳内出血も起きていないようですしね、ホッとしていますよ。

やはり人って何が起こるか予測出来ないもんですよね真顔
楽しく音符、今この時を、大事にして行きましょう、皆さん。

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