またまたデイサービスの話です。

送り迎えしてくれるスタッフさんで、すごくじぃちゃんに親しく接してくれる方がいるのです。
ポッチャリ気味の優しく元気な女の人で、



なんて言ってくれるのですよ。ほほほ。

あんな憎たらしいじぃちゃんに、と不思議ですが、有り難い事です。

先週はまた折り紙レクがあったらしく、黄色いハート型の折り紙をそのスタッフさんが見せてくれて
「今日は頑張って、これ作りました~ウインク
と。

夕飯の時、私がそれを見ていると、じぃちゃんが、
「オレが折り紙すると、なんだか涙出る」
と言うのです。

じぃちゃんの話はいつもイマイチわからないので、最初は



こういう事かと。

しかし根気よく話を聞いてみると、泣いているのはじぃちゃんでなく、あの元気なスタッフさんらしいのです。




こんな感じ?

何で、何で? と聞いても、ドSのじいさんは、人が泣くのが面白いので、首をかしげながら笑うばかり。


でも・・そういえば、私も見ず知らずのお年寄りと接した時など、ふいにグッと込み上げそうになる事があります。
哀愁と味わいの入り混じったような感じにやられるんですかね。

2月の頭、ばぁちゃんの腰が悪化した時、デイサービス中のじぃちゃんを、同じ建物内の老健が4~5日預かってくれると言うので、慌てて着替えを置きに行ったのです。

契約のあと、デイのスタッフさん達に挨拶しつつ、じぃちゃんのいる所に案内してもらうと、お茶の最中でした。


とりあえず説明する私。

じぃちゃんは事情が飲み込めず、でまた何故私がここに居るのかも不思議だったのでしょう。
ポカンと口を開けたまま、無言。




すると隣でお茶していた、とても小さなおばあちゃんが、じぃちゃんのかわりに



と…。
さっきまでペラペラ喋ってたのに、ふいに



と来てしまい、慌てて目をパチパチしてこらえましたが、そのあとは



と言うのが精一杯でした。

老健ショートステイの5日間、例のスタッフさんは、じぃちゃんを心配し何度か顔を見に行ってくれたそうです。感謝。

じぃちゃんも、あのスタッフさんから見ると、何か哀愁(悪臭の時もあると思う)が漂っているのでしょうか。

確かにこうして絵にしてみると、何か妙な哀愁が漂っているような気も。