1月29日から31日まで、レミが東京から帰ってきていました。
2日目の30日は家族揃ってどこかに行こうと思い、行き先の候補を3つあげました。
三重県の伊賀上野城か、京都府長岡京市の勝龍寺城跡か、今大河ドラマで華やぐ紫式部ゆかりの寺、滋賀県の石山寺か。
旦那が石山寺がいいと言ったので決定しました。 

旦那は今年の大河ドラマ「光る君へ」は興味のない平安時代だし、登場人物のほとんどが藤原氏でややこしいし、つまらないやろうと言っていたのですが、思ったよりは嫌ではないと毎週見ています。
私は平安時代を知りたかったし、源氏物語には興味はないけど紫式部にはとても興味があります。
思ってたよりは暗くもなく退屈でないので楽しみにして見ています。
吉高由里子さんの紫式部が清々しくて可愛いのがいいですね。

29日から大河ドラマ館がオープンしたのでラッキーでした。
「吉高由里子が来てたらどうしよう🤭」なんて言ってましたが、実際は29日に清少納言役のファーストサマーウイカさんが来られていたそうです。

石山寺には京滋バイパスの石山ICで下りて瀬田川沿いにすぐあります。
石山寺は調べればけっこう広いらしく、大河ドラマ館と合わせたら時間をとるやろうと、入る前にお昼ごはんを食べることにしました。
検索したら「蕎麦屋すみ蔵」さんていうお店が美味しそう。
店の前に無料駐車場があるのでそこに止めました。
2時間が目安と書いていてずっとは借りれません。
トイレはないです。

目の前は琵琶湖から流れる唯一の川の瀬田川。
この日は天気が良くて景色は綺麗でした。





この先には有名らしい瀬田の唐橋があって、後でレミと行きたかったなあと悔しがってました。

旦那と琵琶湖一周旅行がしたいなと計画しているので、その時こそは行きたいです。


「蕎麦屋すみ蔵」

開店時間がネットには11時頃と書いてあったけど、今は11時半頃になってました。

頃っていうのが曖昧で、11時ぐらいに前で待っていました。

お店の女の子が出てきてくれて、

「蕎麦を仕込んでいますので、もう少しお待ち下さいね」

って、言ってくれました。

寒いしトイレは我慢してたので、ちょっとキツかったです。

15分ぐらい待って入れました。


中は暖かくて落ち着いたいい雰囲気のお店です。

お店の人たちも感じが良かったです。


私は1番人気という「天ぷら付きもりそば」をいただきました。

打ちたての蕎麦で、季節ごとに厳選した蕎麦を提供してくれるそうです。

ご主人のこだわりのお出汁とかで、ほんと他では食べたことがないあっさりととても美味しいお出汁でした!

天ぷらは軽くてサクサク、美味しかったです。


私以外は3人とも山かけそば。

みんな美味しい、美味しいと言って食べていました。

器もみなそれぞれ違っていい感じです。


かき揚げも少しいただきましたがサクッと美味しかったです。

いいお店でいただけました照れ


石山寺の駐車場に着きました。

この辺りにも飲食店があります。


観光バスでの団体さんがいてはりましたが、平日なので境内は空いていました。


「しじみ貝塚碑」史跡石山貝塚と書かれた石碑

《瀬田川の西岸、縄文時代早期の貝塚。

住居跡とともに人骨や石器、骨格器、縄文土器が出仕した。》


「石山縄文ししみ貝塚の塔」


「石山」と書かれた石碑

《この地に、奇岩怪石の露出する岩山(現・伽藍山)があったことから生まれた地名です。

8世紀の中頃、この山に一寺が建立されて石山寺と名付けられ、観音信仰の霊場として発展しました。

なお、現在も境内に露出する硅灰石(けいかいせき)の大岩は天然記念物に指定されています。》


と、書かれています。


大河ドラマが決まる前の石山寺がどんなふうだったのか知りませんが、紫色がいっぱいで華やかな雰囲気です。


石山観光会館・石山寺観光案内所があります。

建物の左下だけ紫色^ ^

旦那がまずはここからやろと言ったので入りました。

たまたまなのかどなたもおられず、出土品?などが少し展示されていました。

入口に石山寺や大津市などのリーフレットがいくつかあったのでラッキーでした。

そういや大阪の書店には滋賀県に関する本は観光ガイドブックぐらいです。

こうして現地でリーフレットがあると有難いです。

主にこれを見てブログを書いています。



「大本山 石山寺」


西国三十三所第十三番札所

宗派 東寺真言宗

創建 天平十九年(747年)


《石山寺は山号を石光山といい、琵琶湖から流れ出る瀬田川の西岸に位置する、真言宗の大本山である。


境内には至る所に壮大な硅灰石(天然記念物)が突き出し、巨大な堂宇もその上に建てられている。


「石山寺縁起絵巻」によれば、石山寺は天平19年(747)、聖武天皇の勅願により、奈良東大寺の別当、良弁(ろうべん)僧正が創建した。


平安時代には真言宗寺院となり、数多くの貴族や女流文学が参拝する「石山詣」が盛んになった。》



駐車場から左に曲がると東大門が現れます。

風格のある立派な門です。


東大門(重要文化財)

《鎌倉時代の建築、両脇に仁王像を配する門。

淀殿によって大改修が行われた。》


境内の所々に「石山寺縁起絵巻」と共に説明が書かれています。


東大門

《現在の東大門がいつ建立されたのかは明らかではないが、淀殿の寄進による慶長の大修理の際に、再建に近い大修理が行われたと考えられている。

「石山寺縁起絵巻」第五巻は鎌倉末から室町初期の頃に制作されたが、その第一段目に描かれた東大門は、門の内側に鮮やかな色彩の多聞天像が確認できる。》


絵巻の左下には鹿が描かれています。


石山寺の公式Xのポストをお借りしました。



みつけました。

「光る君へ」の花山天皇は、本郷奏多さんです。


東大門を入ってすぐの「宝性院」

大津ゆるキャラは「おおつ光ルくん」


参道

石山寺にはさまざまな花が咲くそうですが、この参道は春にはキリシマツツジ、秋には紅葉が綺麗みたいです。


「拾翠園」に入って行きます。


「金龍竜王社」

《大日如来の化身、石山寺の守護神で除災招福をつかさどると言われている。》

江戸中期にその姿を現すと書かれています。


「公風園」


娘たちに「あ、人力車がある」って言ったら、横にいたおじいちゃんに笑って、

「あれは人力車ちゃう、牛車」

と言われました。

「あっ、あの時代ですもんね」

と言いましたが、恥ずかしい🫣

かわいいおじいちゃんでよかった😊


「大黒天」


《万寿元年(950年前)に3人の僧の夢のお告げにて湖水より出現した、ご本尊を祀っている。》


参拝受付をしてさらに境内の中へ。


「比良明神影向石」(ひらみょうじんようごうせき)

《比良明神が老人に姿を変えて良弁を導いたと言われている。》


「くぐり岩」

《穴をくぐると願いがかなうとされるパワースポット》

人が少なかったせいか、近くまで行く人も見ませんでした。


手水舎


石段を上がっていきます。

石山寺境内の見どころとされるのは45個もあり、なるだけ見て写真に撮ろうと思っていたのですがかないませんでした。


「蓮如堂」(重要文化財)


《元々は三十八社権現の拝殿として建立。

蓮如上人の御影を祀っている。》


「毘沙門堂」(県指定有形文化財)



《重要文化財の兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)を祀っている。》


その横には「観音堂」

《西国三十三所すべての観音様が安置されている。》


「良弁の杖桜」(重要文化財)

《石山寺の開山、良弁僧正の杖が根付いて育ったという。春の境内を彩る》


桜が咲いていないのでわかりませんでしたが、重要文化財なのですね。

凄く綺麗なんでしょうね。


これまで石山寺は全く知らなかったのですが、紫式部と源氏物語に関する雑誌を買って、硅灰石と多宝塔の写真のページを見たら、わー行きたい!見たい!ってなりました。

こんな素人がスマホで撮った写真では、その圧巻な素晴らしさは見て伝わらないでしょうが。


「硅灰石」(天然記念物)


《水底の石灰岩が花崗岩のマグマに触れ変質したもので、国の天然記念物に指定されている。》


硅灰石の上が多宝塔です。

この眺めが素晴らしい。



これが石山寺という名前の由来になったのですね。


ここから本堂に上がっていきます。


続きます。

読んでくださり、ありがとうございましたおねがい