きていただいてありがとうございますおねがい


京都市右京区

仁和寺


今回はこの範囲です。



ニ王門から中門の参道を「浄心の参道」というようです。


中門に向かう参道の左にあるのが勅使門。

春になると御衣黄(ぎょいこう)という桜が咲くそうです🌸



「勅使門」

《ニ王門と中門の間の西側に建つ。

御殿の正門。

明治45年に起工し、大正2年に竣工した。

四脚の唐門で、前後に唐破風がつき、左右の屋根を入母屋造とする。


設計、細部意匠すべて京都府技師・亀岡末吉の手になるもので、日本建築史上一時代を画下亀岡式ともいうべき見頃なもの。


特に目を引くのが彫刻装飾で、虹梁、蟇股、柱上から欄間に至るまで埋め尽くされている。

鳳凰の尾羽根や宝相華、牡丹の唐草の流れる様は、伝統的和様に近代の汎世界的潮流を取り入れた亀岡氏ならではの作品。》



中門に入る前に参道の右側の道にそれます。

航空地図には記されていない、本にもそう載ってなさそうな塚や像があります。


右の道に入る角に松が植えられています。

立札があったので、とりあえず写真を撮りました。

後で検索すると、この松は目印で、大事なのは松の下の小さな円墳です。


「済信塚」(さいじんづか)


こちらの立札は[謡曲「経正」と仁和寺]でしたが😅

周りに石垣を築き、木柵で囲われている所です。


《済信は音楽に通じた一条左大臣・源雅信の子。

藤原道長の妻の兄。

寛朝僧正のあとを継いで仁和寺の別当となり、東寺の長者も兼ねた。

寛仁3年(1019)大僧正となり、翌年には牛車に乗ることを許された。

道長の葬儀に際してその導師を務めた。

済信の父、源雅信も宇多天皇のゆかりをもって仁和寺裏手の成就山山頂に葬られている。


成就山には、四国八十八ヶ所巡礼のミニコースが設置されている。》


済信塚と霊宝館の間に安置する露座の菩薩像。


「金剛華菩薩像(こんごうげぼさつぞう)」

花の仏さま。


仁和寺は御室流華道の家元でもあるため、昭和56年(1981)流祖宇多法皇御忌1050年を記念して建立されたもの。

金剛界曼荼羅の菩薩で、胸元に宝相華を捧げ持ち、華道をはじめとする技芸の上達を司る。


製作者は仁和寺第43世立部瑞祐門跡より大仏師の称号を許された長田晴山で、巨大仏像の製作を得意とし、北海道観音や名古屋大仏、長崎観音などを手がけている。》



この奥にある建物は「霊宝館」で、国宝など貴重な寺宝が安置されています。


通常は非公開ですが、特別に「名宝展」として公開されます。

春期、秋期の2回のようですが、今年は

「弘法大師空海 御誕生1250年記念」

だからでしょうか?

「冬季名宝展」として、1月21日(土)から2月19日(日)の間、公開されているようです。

「京の冬の旅」の仁和寺御所庭園との共通券もあります。

また、3月12日(日)まで、「国宝金堂 紺紙金泥曼荼羅」の特別公開されており、その共通券もあります。


「霊宝館」


建物の写真は撮っていません🫤


《1467年(応仁2)応仁の乱によって伽藍が焼失するが、本尊の阿弥陀三尊像や宝物類は大切に守り続けられている。

江戸時代には幕府によって1646(正保3)に伽藍が再建された。

霊宝館では、創建当時の本尊である阿弥陀三尊像をはじめ、絵画や書跡、工芸、考古、古文書など多分野の資料を収蔵しており、春、秋の2回、一般公開している。》



阿弥陀三尊像(国宝 平安時代)


《中尊 阿弥陀如来坐像


木造 漆箔 像高89.5cm


左右人差し指を背中合わせに立てる弥陀定印を組、観音・勢至両菩薩を脇侍とする阿弥陀如来三尊像の最古例として知られる。


左が、観音菩薩。

右が、勢至菩薩。》




他にも仁和寺には数々の名宝があります。


「三十帖冊子」(国宝 平安時代)


《空海が延暦23年(804)から大同元年(806)までの入唐中に、同行した橘逸勢(たちばなのはやなり)や中国の写経生らに、真言密教の経典などを書き写させたもので、なかには空海自筆のものも含まれている。

もとは東寺に伝世していたが、仁和寺の守覚法親王が借り受けて以後仁和寺の蔵となった。


大きさは、縦約14センチ、横約16センチの小形の小冊子で、肌身離さず大切に持ち歩いていたのではと推察されている。


また形についても、書の世界のみならず、本の形の上でも貴重である。


三十帖冊子を納めるために作られた蒔絵の箱

「宝相華迦陵頻伽蒔絵そく冊子箱(ほうそうげかりょうびんがまきえそくさっしばこ)も国宝。》



「孔雀明王像」(国宝 北宋時代)

《三面六臂の明王が、孔雀に乗って来臨した様を描く。

この像は仁和寺にのみ伝わる請雨(しょうう・雨が降るように神仏に祈ること)、安産の修法である孔雀経法を修する際に掛けられる仏画。》


名宝の主なものの一部です。




この日は仁和寺に着いてすぐに御室会館1階の和食処「梵」に入りました。


御室会館


和食処「梵」


ハルカが調べた時はうどんや蕎麦、丼などたくさんメニューがあったのに、なぜかこの日は3種の御膳しかありませんでした。


簡単にうどんとかにしようと思っていたのですが、とつぜん贅沢なランチになりました。

ま、旅行ですからいいですよね。


紅葉は終わりかけでしたが「紅葉御膳」をいただきました。

京都らしく上品で美味しかったです😊


御室会館は宿泊施設で、泊まると朝のお勤めに参加して修行体験ができるそうです。


仁和寺創建当時から毎朝続く朝の勤行に参加できます。



今日はここまでです。


10年に1度という最強大寒波がやってきました。

雪の影響を大きく受けている地域の方々、お気をつけ下さいね。

京都も大雪警報が出て、あっという間に雪が積もったと、ツイッターで流れてくるのを見ます。


明日はもっと寒くなるのですね。

私のとこも夜中に雪が降る予報が出ています。

明日は早朝出勤でまだ暗いです。

路面が凍っていたら自転車でも危ないな😨

みなさん、気をつけましょうね。



読んでくださり、ありがとうございました。


それでは、また{emoji:005_char3.png.おねがい}