昔、精神的にとてもしんどかった時に、

 

私にとっての唯一の救いは、『本』だった。

 

苦しくなると、よく本屋へ行った。

 

そうすると、その時の自分にとって必要な言葉が書かれた本が、

 

必ず見つかった。

 

それは、1冊の本の中の、たった1文だけだったりもした。

 

それでも、その一言に、めちゃくちゃ救われたりした。

 

時には本に書いてあるワークを実践してみたり、

 

そうやって少しずつ、

 

色んなことと向き合って、

 

たくさんの自分を許して、

 

少しずつ、重たかった心を、軽くしてきた。

 

堅くなっていた心を、ほぐしてきた。

 

 

そんな折、当時の友人に言われた。

 

「本ばかり読んでないで、行動しなよ」

 

最初は、何のことを言われたのか理解できなかった。

 

多分、その人が言う「行動」っていうのは、

 

もっと表向きで、誰の目にも見えるような行動のことだったのだろう。

 

だけど、当時の私にとっての小さな一歩一歩は、

 

「昨日許せなかったあの人を許せるようになった」

ということであったり、

「今日は勇気を出して、意見をはっきり言ってみた」

ということであったり、

「こんな自分も、自分だと認めることができた」

とか、そういう、

自分にしか分からないような小さな行動と内面の変化の積み重ねだった。

 

だけど、誰かの目に見てわかるようなわかりやすい結果を出せていなかったことは事実だし、

 

当時の私にはその言葉を跳ね返せるほどの強さはまだなくて、

 

なんとなくそれを、真に受けてしまった。

 

「そうか、うん、確かに本を読み過ぎてちゃダメだな」

 

そこから、月に数十冊読んでいた本を、ぱったり読まなくなった。(素直かw)

 

 

 

 

 

それでね、、、こちらの記事にも書いた通り、

 

先日、占星術のホロスコープ鑑定をしてもらったのですよ。

 

※↓この方に見てもらったドキドキ

 
 
それでアドバイスいただいたのは、私は、学問的な道を深めていくことがとても向いているそうで、
 
哲学とか、心理学とか、ナントカ学とか…(名前忘れた…w)
 
それで、思ったよ。
 
当時そういった類の本、読みまくってた。
 
自分の心の苦しみを、ちょっとでも楽にしたくて。
 
しかも、そういう話って大好き。

 

 

あのまま勢いに任せて読みまくってたら、

 

今頃何か1つくらいは、けっこうマニアックに深められていたんじゃないかと思った。

 

しかも、こうして文章を書いていたい私にとって、

 

本を読み過ぎてマイナスになることなんて、何もないよね。

(語彙力磨かれるから)

 

 

・・・・・・

 

 

マジであいつの言葉、真に受けなければよかった。。。ゲロー

 

しかも、最近また少しずつ本を読み始めて、

 

これはPCやスマホの影響もあるのだろうけど、

 

本を読む筋力みたいなものが、相当に衰えてることに気づく叫び

 

集中力が続かなくて、

 

読み進めるのに時間がかかってる気がする。。

 

 

・・・・・・

 

ちなみにその友人は、

 

確かに行動は派手だったのだけど、

 

多分色々整ってない状態のまま、

 

自分の手に負えないほどの案件も引き受けて、

 

なんかその後、相当エグいことになってたらしい…

 

しかも、そうして忙しくしている中で家族とも疎遠になっていたのか、

 

久々に実家に帰ったら、知らない間にお父様が亡くなっていたとか。。

 

Facebookで、「金返せ」ってコメントされてるのも見かけた。

 

その後の消息は不明。

 

 

 

・・・・・・

 

人生に、うまくいかない時期があるのは誰しも当然で、

 

そこをとやかく言う気はまったくないけれど、

 

結論、

 

人生がうまくいってない人…

 

しかも、その渦中にいる人の意見って、

 

絶対に取り入れちゃ駄目だな、って心底実感した。

 

その人と同じところに、

 

引きずり降ろされてしまう。

 

人の意見や言いたいことを聞くのも大事だけど、

 

それを取り入れるかどうかは、

 

本当に相手を見なくちゃいけない。

 

 

何が正解かなんて人それぞれで、

 

他人から見て不正解に見えるそれも、

 

自分にとっては必要な過程かもしれないんだから。

 

これは本当に、ダラダラゆっくりと、

 

自分を癒し、自分を許し、自分を認め、

 

亀のように地道に坂道を登ってきた私だから言えること。

 

ホロスコープに出ている苦手分野や弱点も、

 

そうしてきた中でしっかり克服できていたことも分かった。

 

ウサギのように駆け抜けてゆくあの人のようにはいかなかったけれど、

 

私はちゃんと、必要な過程を踏んできてた。

 

惜しかったのは、

 

あの時欲求のまま素直に、

 

本を読み続けていたら良かったな…

 

と、いうこと。