●雨が多い湿気MAXの日はピアノにとって大いにストレス。湿気対策のポイント
静岡・裾野の好きな1曲レッスン専門ピアノ講師ちーぼーこと山田千春です
おとといから昨日かけてここ静岡東部では大変な大雨でした。
橋が折れた、家が流された、そして熱海での土石流災害
そう遠くない場所で実際に自分が行ったことのある場所で起きたことだけに言葉が出ないです。
自然の怖さを肌で知った思いです。
被災された方々には心中よりお見舞いを申し上げると共に1日も早い被災地の復旧を願うばかりです
★雨が多い、湿気MAXの時はピアノにとってストレスの時期
雨が降り続き、湿気MAXの日が続いています。
この時期はピアノ(アコースティックピアノ)にとっては大いにストレスの時期です
こんな症状はありませんか?
・アクションが重い
・鍵盤を押したあと元のポジションに戻らない
・音がこもって聞こえる
ひとつでも当てはまったら要注意!あきらかに湿気が原因で起こっている症状です
ピアノにとっての快適な湿度はおよそ50%~60%くらいがよいといわれています
毎日雨が続いている、雨が降ってなくてもムシムシと不快指数が高い時には注意しましょう
不快指数が80を越えると誰でも不快に感じる暑さだそうです。
ピアノにとっても要警戒レベルです
なぜならアコースティックピアノの故障の原因として湿気よるものが多いからです
★ピアノにとって快適な環境を作って長くいい状態をキープ!
なによりもまず湿気からピアノを守って下さいね
ポイントは部屋ごと、まるごとの湿気対策です
①雨の日は窓を開けない
②梅雨の晴れ間に窓を開けて風を通す
③何日も雨が続く時には除湿機やエアコンを使う
調律の際に調律師が乾燥剤を入れてくれていると思います、が
これでは到底追いつきません。
先ほども書きましたが快適な湿度は50~60%です
50%以下にならないよう除湿しすぎには注意して下さいね。
ピアノに直接風が当たらないようにすることも大事です
もうひとつ気をつけなければいけないのがカビ
湿気が高い時期はカビが好む時期
空気がよどみやすいピアノの内部、ピアノの下部、反響板の裏などに発生します
見つけ次第すぐに乾いた布等で取り除きましょう
またピアノには金属の部分もあります。
ここに湿気が原因でさびが発生する場合も。こちらもひどくならないうちに取り除きましょう
来週もずっと雨予報、まだまだ梅雨の時期は続きます。
湿気対策はアコースティックピアノの寿命を左右しかねない大事なこと、ぜひピアノに気配りをしてあげて下さいね
★電子楽器も湿気対策は必要??
キーボード、電子ピアノは湿気で音が狂うということはないですが、やはりカビとさびには注意が必要です。
スピーカーを覆っているメッシュ地の布(といったらいいのかな?)ここに付着する場合があります
見つけしだい乾いた布で取り除きましょう
電子楽器の大敵はホコリと水分。
アコースティックピアノほど気を遣うことはなくてもはやはり注意が必要です
あまり使わないからケースにしまいっぱなし、もよくないです。
カビがつきます。天気のいい日にケースから出して風を通してあげましょう。
電子楽器の普段のお手入れ方法はこちらを参考に
★まとめ
ピアノにとって快適な湿度管理50~60%を維持
雨の日は窓を開けない
晴れた日に窓をあけて風を通す
カビやさびの発生にも要注意、見つけ次第手入れをする
アコースティックピアノのパーツの多くは生の木を素材に使っています。
木は生き物です。生きているものにとって快適な環境を整えてあげることが長くいい状態をキープすることにつながります
人もピアノにもつらい時期。しっかり湿気対策をとってジメジメうっとうしい梅雨を乗りこえていきましょう
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