夢の世は夢わくわくしちゃう。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 日常いつも遠目に
 憧れの眼差し向けるしかない君と、
 屈託のないお喋りが出来る。
 睡眠に見る夢の世は
 夢みたいだ楽しいなあ。

 肩に蜘蛛とまらせて
 摩訶不思議なる無限の森を彷徨く、
 無意識を解放させた狩猟の場。
 夢の世に待つ冒険は
 まさに夢わくわくしちゃう。

 それに比べて現実は
 いつだって苦しく寂しくやるせない。
 屈託のないお喋りどころか
 会釈もなく僕の傍ら過ぎ去ってゆく君。
 あぁ早く家に帰りたい。

 それに比べて現実は
 いつだって窮屈で退屈で立場は被虐。
 糸を吐く蜘蛛が妖精を絡め取る
 淫靡な復讐どこにも叶わず蔑み目に浮く君。
 あぁ早くお家で眠りたい。