日常いつも遠目に
憧れの眼差し向けるしかない君と、
屈託のないお喋りが出来る。
睡眠に見る夢の世は
夢みたいだ楽しいなあ。
肩に蜘蛛とまらせて
摩訶不思議なる無限の森を彷徨く、
無意識を解放させた狩猟の場。
夢の世に待つ冒険は
まさに夢わくわくしちゃう。
それに比べて現実は
いつだって苦しく寂しくやるせない。
屈託のないお喋りどころか
会釈もなく僕の傍ら過ぎ去ってゆく君。
あぁ早く家に帰りたい。
それに比べて現実は
いつだって窮屈で退屈で立場は被虐。
糸を吐く蜘蛛が妖精を絡め取る
淫靡な復讐どこにも叶わず蔑み目に浮く君。
あぁ早くお家で眠りたい。