夢だけでよかった。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 夢だけしか見られない人生だった。
 それでも厭世の狭間に夢だけは見られた。
 色々たくさん自由自在に見られた。

 夢に季節が経巡り歳月が流れるだけの人生も
 そろそろ終わりが近づいてきたのだろうか?
 夢ふと覚めれば風景に桜そして少年と少女。

 まぁいいや……そっと呟く。
 そうして又おのれの内へ視線を向ける。
 僕が少年となる夢そこに少女の君が寄り添う。