生きながらに死臭ひきずる。 がんじがらめ不自由な日々に 手入れをする余裕もなく、 浅ましく恥ずかしく、 いつしか魂は汚れてしまった。 抱え込んだ怠惰な絶望に 苦し紛れの言い訳を繰り返して、 屈辱の傷ぐち舐めながら、 やがて君の面影も汚してしまった。 これ以上もう汚れようもない、 途方に暮れて仰ぐ空に差す光はなかった。 容赦なく内側から腐り果ててゆく。 泣き出す一歩手前の心重たく、 死ぬまで生きるのが卑屈な僕の罰なのだろう。 生きながらに放つ死臭ひきずる。