夢見る永遠。 二十歳までの歳月が 色濃く永遠に結びついていたのに、 二十代の日々は ひたすら切なかった。 三十代は切なさを感じる余裕もなく ただ苦しくて、 四十代は寂しさもそこに加味された。 そして遂にたどり着いた五十路。 この路を越えた何処かに 又きっと結びつける場所があるさ。 そして本当の永遠に呑み込まれて、 海になるだろう、 空になるだろう、 川に流れて根も張るだろう。