改めて凄さを見せつけたSMAP。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 凄いなSMAPのこの騒動。どう考えても最近その存在に新鮮味はなくなっていたのだけれど、結果的に今回の解散騒動が、その存在にまた活力を与える形になったという事は、やっぱり何か持ってるグループなのかもしれないな。
 だけどSMAPのメンバーでさえジャニーズ事務所という巨大なバックボーンから離れる事に不安を覚えるのか。それとも木村拓哉の造反でSMAPという看板に寄りかかれぬ事に恐怖を感じたか。僕の場合、SMAPのメンバーの中で唯一あまり好きになれない存在だった木村拓哉とこの際思いきって離れて、他の四人で新たな事務所を設立してやってゆけばいいんじゃね? 流石にジャニーズ事務所とて、SMAPの元メンバーを早々簡単に潰しに掛かる事など出来ないだろう……と思っていたのだけれど、この辺はサラリーマン社会と大して変わりはないのだな。そう、一流企業勤務の青年とて上司や会社の悪口を言いながらも、だったら独立して頑張ってみるか……という思い切り方はなかなか出来ず、その企業の中で年齢とキャリアを積み重ねてゆくしかない……みたいなね。
 だけど今回の緊急生放送を僕も偶々テレビで見たのだけれど、やっぱりSMAPのメンバーも皆、それぞれに老けたな。しかし今回の騒動で改めてSMAPの存在の巨大さを世間に気づかせた彼らは、このまま更に芸能界の最前線をドライブしてゆくのだろう。
 或は嵐とか後続のジャニーズの人気グループになくてSMAPが持っているもの、それはこういう生々しさを伴うドライブ感なのかもしれない。そう、処々で森くんの脱退とかメンバーの不祥事とか、そして今回の騒動とか、世間に舞台裏のどす黒さを垣間見せながら、それでも着実にキャリアを積み重ねて巨大になっていったSMAP。この先いったいどういう話題を振り撒きながらドライブしてゆくのか、メンバーの中で木村拓哉や中井くんとは同世代の僕としては、今後の彼らの行き着く先に些かの興味を覚えはする。
 そう、生きた場所は天と地ほどの違いはあれど、それでも同じ時代を生きて、その華々しいキャリアをブラウン管越しに、更には液晶画面越しに、様々な思いと共に見続けて来た身としては、今も昔もこの先も、まったくの無関心には決してなれない存在なのだ。