歌.300 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 骨のみとなりて、骨が記憶する幾つかの面影に別れを告げる日。……案外それは遠からず、なのかも知れない。
 という感慨と共に一首。

人はみな幾つの別れ繰り返す最期のさよなら辿り着くまで。

 花に嵐の喩えはあるが、願わくは告げたくない、「さよなら」だってある。かつてもあったし、今もある。この未練を完全に断ち切る事が出来るのは、最期の別れの時だけなのだろう。

BO GUMBOS『ひなたぼっこ』
https://www.youtube.com/watch?v=ZAz4DrgI6Z4