えびの尻尾。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 えびの尻尾ってゴキブリと同じ成分で出来ているんだってね。それを知って以来えびの尻尾は食べられなくなったかといえば、まぁ「えびふりゃー」の街の人間だからそんなこともなく、以前と同じくえびの尻尾は抵抗なく食べる。実際フライされたえびの尻尾は、身を食べ終えた後の最後のワンアクセントとして、非常に美味いものだと思う。
 しかし、それならゴキブリも食べられるのかといえば、やはり無理なので、とかくイメージって大事だと思う。

 コオロギの身体を構成している成分もゴキブリと大差ないのではなかろうか。だけど台所をゴキブリが這っている姿を見かけたら速攻で叩き殺すのに、自宅に迷い込んで床を這うコオロギはそっと捕まえて屋外に戻してあげる情も湧くので、やっぱり、「歌」という一芸に秀でているだけでも扱いに違いが出てくるよね。
 実際、姿は見えねど明らかに室内の何処かから聞こえてくるコオロギの音色は愛しさが募るばかりだ。同じように目と鼻と口を持ち、同じようにおっぱいを二つ持ち、同じようにおまんこも持ち合わせているけれど、性根の腐り果てた見た目も醜い豚の伊藤と控え目だけれど的確な励ましの言葉で患者の心を癒してくれるメンタルクリニックの加藤看護師くらいの違いはあると思うな(といっても、わからないだろうけれどね)。