これは2年ちょっと前の話で
同居する前の話なんですが
現在、同居している父は
いずれも軽症だったが
脳梗塞を4回もやっているので
病院の先生が何か原因があるはずと
検査をしてくれた結果
頸動脈が細くなっている箇所があって
それが原因と。
その細くなっている箇所を手術で治せば
脳梗塞の可能性が低くなるけれど
父は心臓のバイパス手術もしているし
腹部大動脈瘤の手術もしているし
脳梗塞もやっているから
血液サラサラの薬も飲んでいるし
腎臓も悪い上、80歳という高齢だから
手術自体がかなり命の危険を伴うと
説明があった。
この頃は、私は車で10分の距離に
住んでいながら
仕事が忙しいのを理由に
実家に行くのは年に3回ぐらい
電話も滅多にしない
そんな親不孝な娘
そして、命の危険を伴う手術の説明は
当初、私は全く知らず
老夫婦二人で聞きに行っていた。
説明を聞いた父は
命の危険があると言われたにも関わらず
即答で、「手術します！」と答えたらしく
その即答を医師が取り合わず
娘がいるなら娘を連れてきて
と言ったらしく
後日、私と妹も両親に同行して
一緒に説明を聞きに行った。
再度、医師から
命の危険が高い手術
最悪の場合は術死もあり得る
という説明を聞いたが
またもや父は、その場で
即答で「やります！」と。
医師は、再度、取り合わず
「ご家族で良く相談してから返事ください」と
父の「やります！」は無視してた
父は自分が決めたことを
曲げるような人ではないので
父がやるっていうなら
やる以外の選択肢はないというのが
結論だというのはわかっていたが
一応形式的に
家族会議を開いた。
母はそんな危ない手術しなくても
このままのんびり暮らしていけばいいと
反対していたが
父は、
手術をする！手術は成功する！と
母を説得し、結局、手術した。
私は、父の判断を
ポジティブ過ぎだろ
と
思っていたが
手術が成功し、元気になった父は
のちにこう言った。
また脳梗塞をやったら
寝たきりになる可能性もある。
寝たきりになって
皆に迷惑を掛けるぐらいなら
術死の方がマシかな。
運良く、手術が成功すれば
脳梗塞にもならず
寝た切りにもならず
生きていけるしと言っていた。
父よ・・・
ごめん。
ポジティブ過ぎとか言って・・・。
私たちのためだったんだね
家族のために
ポジティブに見せかけた判断だったんだね
あなたの潔さ
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