ミュンヘンはオクトーバーフェストで賑わっていますが、すっかり秋模様です。今日は何とか晴れていますが気温は昼間でも14℃程度。この気温ではビアガーデンは閉じてしまうので、それだけ外で食事したりコーヒーを飲むことすらちょっと厳しい天候です。

今回は2020年のコロナ禍で夏休みにドイツを車で一周した際の画像を紹介します。2020年夏は欧州はそれほどでもなかったですが日本はかなり混乱していた時期で夏休みに一時帰国できず、かといって欧州内でも旅行している間に滞在先でロックダウンが起きて身動きが取れなくなるリスクがあったため、自由に行き来できたドイツ国内を旅行しようということになりました。

先ずは初日に車でミュンヘンから北上し、テューリンゲン州の州都であるエアフルトまで行きました。エアフルトは仕事も含めて何度も訪れている街ですが、この時は次の日以降の予定を見据えて取り急ぎ休暇初日朝から時間を使えるように宿泊のためだけに行ったのでした。

大聖堂は圧巻の大きさ。


休暇初日に朝から訪れたのは、エアフルトの東隣にあるヴァイマールに新装オープンしたBauhaus博物館です。現代の建築や工芸品のデザインに多大な影響を与えたBauhausのルーツになったヴァイマールにようやくオープンした博物館で、喜び勇んで開館時間の30分前に着いてしまいました。

館内の展示物は初心者向けというよりはデザインを勉強している人や工業デザイン好きを対象にしているようで、子供は退屈するでしょう。あと近代建築の割にあまりバリアフリーを押し出した建築では無いのがちょっとマイナスでした。ドイツの博物館では珍しいかな。








続いてヴァイマールから北上して向かったのはデッサウ。ヴァイマールから追い出されたBauhausが学校を作った田舎町です。ここは過去にも訪問したことがあり、この時は3回目の訪問でした。

開校当時の写真。100年近く前です。


こういう機能美がいかにもBauhausらしいです。


今も開校当時の姿を残しているのは驚きです。全く現代でも違和感の無い、コンクリートとガラスを組み合わせた直線的なデザインがおよそ100年前に誕生したというのは非常に感銘を受けます。

この日はさらに北上してマグデブルクに宿泊しました。続きはまた明日以降掲載します。