ブルガリアから国境を超えてマケドニア に入国しました。昨日も書きましたがバルカン諸国は西欧のイースターの時期は休みではなく、最初の宿泊地オフリド湖沿いのリゾート地はまだまだシーズンオフでした。記憶では一人当たり一泊30ユーロくらいで泊まれました。

オフリド湖はバルカン半島最大の湖で、ヨーロッパで最も古い湖の一つだそうです。周囲が石灰岩でできているので水が非常に綺麗で、夏には賑わいそうなリゾート地でしたが他に観光客はほとんどおらず、非常に寛ぐことができました。

宿泊した貸別荘から目の前の湖を見ていると南の方にアルバニアの小さな街が見えました。レンタカーでは入国できないのですが、歩いて入国して街までたどり着くにはちょっと遠かったので皆で相談し、とりあえず国境まで行ってみようということになり、翌朝車で国境まで行ってみました。すると国境にまるで我々を待っていたかのようにタクシーが2台ほどおり、交渉してみると夕方までの約半日で50ユーロで行ってくれるとのこと。さらにわざわざ運ちゃんの家まで行って大きな車に乗り換えて、湖の南側にある街ポグラデツまで連れていってもらいました。

貸別荘からオフリド湖を


アルバニアに入って湖畔の街を眺めて


街に着いて昼くらいだったので感じの良さそうなレストランを見つけて入ってみました。皆は無難にパスタを頼んでいましたが、せっかく綺麗な湖なので魚を食べてみたいと思い、鰻の塩焼きを頼んでみました。これが大当たりで、まったく泥臭さがなく、身がプリプリでとても美味しかったです。その後カフェでコーヒーを飲んでゆっくりして、夕方にはマケドニア に戻りました。

運ちゃんの話ではマケドニアの経済は役人や医者で年収が30000ユーロくらいらしく、医者や看護師が良い給料を求めてドイツやオーストリアに行ってしまって少し問題になっているとのことでした。彼は若い頃に出稼ぎでドイツで働いたことがあるらしく、ドイツ語と英語をミックスして会話することができました。

アルバニア側のレストランで食べた鰻の塩焼き


アルバニア入国をサポートしてくれたタクシーの運ちゃん家の犬


オフリドの街に戻って二日目はリゾートホテルに宿泊しました。こちらは貸別荘に比べて少し街中寄りだったので観光をして街中で夕食を食べようということになり歩いて出かけました。小高い丘に古いお城があり、城まで登ってみました。この日は結構風が強く、気温が10度くらいまで下がったので夕食は温かいものを食べようと街中のいかにもローカル色の濃いレストランに入ってみました。

オフリド湖


巨大な国旗があちこちに


オフリド城


オフリド城から街を見下ろして


レストランでは温かいスープのほか煮込み料理や肉料理を食べました。味にクセがなくて非常に食べやすかったのを覚えています。それに旧ユーゴスラビアの中でも特にホスピタリティが素晴らしいと言われるマケドニアの穏やかな雰囲気や人々の温かみがとても心地よかったです。

素朴なスープ


これも素朴な煮物系


そうして三日目は首都のスコピエに移動するのですが、アルバニアにタクシー入国できたことに味をしめて皆で次の行動を起こしたのでした。続きはまた明日書きます。