コンサートから一夜明けた昨日のベルリンは快晴で少し暑いくらいでした。ミュンヘンが土曜日の朝は雨模様だったのでちょっと涼しかったのですが、ベルリンは持って行った上着が要らないくらいの陽気でした。ベルリンは何度も行っていて今更観たい観光スポットは博物館を除いてそれほど無いのですが、今回は飛行機までの時間を使ってオリンピック公園まで行ってみました。


まず朝食から。ジャガイモ料理の中でハッシュブラウンが一番好きなので、ホテルの朝食にあるとついつい沢山とってしまいます。ハッシュブラウンがあればパンは要らないくらいです。これがもっと平べったいパンケーキのようになるとドイツではRoestiといってこれも好物です。日本ではロスティと言われているようですが、発音はロスティとレスティの間ですね。

ハッシュブラウンがあるとパンは控えます


今回泊まったホテルは旧西ベルリンの繁華街、クーダムの近くで、駅で言うとZoologischer Gartenですね。昔はAm Zoo、動物園前という駅でした。昔、アイルランドのバンドU2のアルバムでAchtung Babyという作品がありましたが、これはベルリンで制作されたアルバムで、続くZooropaというアルバムのZooはこのベルリンの動物園前が由来です。

入り口の一つが中華風になっていますが、中にあるものは全部食べられますと言っているようでちょっとツボに入りました。

動物園の入り口の一つ


続いてAm Zooの象徴的なカイザーヴィルヘルム記念教会。空襲で破壊されたまま旧教会堂が保存されています。西ベルリンの有名な観光スポットです。


続いて地下鉄2号線に乗ってベルリン西部に行くとオリンピック公園があります。1936年に開催されたベルリンオリンピックはナチス政権下で開催されましたが、政治利用された初めてのオリンピックです。メインスタジアムは2006年のサッカードイツワールドカップで屋根が取り付けられましたが、7万4千人以上を収容できる非常に大きなスタジアムです。土曜日の夜にサッカーのドイツカップの決勝が行われ、その後片付けが続いていましたが、今もナチス時代を思い出させるような荘厳な雰囲気でした。

U2の駅から見た入り口。落書きするなよなぁ。




荘厳な雰囲気


オリンピック公園の西側にはBPOが夏に開催する野外コンサートの会場であるヴァルトビューネがありますが、結構暑い中歩き回るのはしんどかったので今回は立ち寄るのをやめました。

アインシュタインカフェでアイスモカ


オリンピックスタジアムを見て満足したのでまた電車でクーダムに戻って一服しました。ベルリンのカフェチェーンといえばアインシュタインカフェ。店舗によりますが24時まで営業していたり、カフェなのにお酒も飲めたり、自由な街ベルリンらしいカフェです。

ベルリン中央駅は新しい巨大な駅ですが、他のヨーロッパの主要都市の中央駅周辺のように汚くて治安が悪いということは無いので(人でごった返しているのでスリには要注意ですが)旅行者も安心して時間を過ごせる場所です。

来月開催されるサッカーのヨーロッパ選手権の決勝がベルリンですが、観光客が入れ替わり立ち替わりオブジェの前で写真撮影していました。前夜にカップ戦を制覇したレバークーゼンサポーターのおじさんを記念に撮ってみました。

レバークーゼンサポーターのおじさんたちを記念撮影