今日は仕事で何度か訪れているヴッパータールを紹介します。ケルンから北東、デュッセルドルフから東に行ったところにあります。

ドイツ語でタールは谷や渓谷を意味しますが、こちらは名前そのままでヴッパー川に沿ってできた渓谷に広がる街です。ちなみに原人のネアンデルタール人はこのヴッパータールからデュッセルドルフ寄りに西に進んだネアンデル渓谷でその骨が見つかったことから名前がつけられました。化学メーカーのバイエルの創業の地であり、指揮者のクナッパーツブッシュ、ヴァント、ホルスト・シュタインの故郷でもあります。

こちらの見所は何といっても世界最古の懸垂式モノレール。鉄っちゃんじゃなくても思わず見入ってしまいます。ヴッパー川に沿って上空?を走行しています。渓谷に沿った町なので平地がほとんどなく、苦肉の策で作られたのだと思います。

この近くのデュッセルドルフで小学生時代を過ごした後輩は、学校の遠足で行った記憶があると言ってました。子供も大喜びするような一種のアトラクションにも思います。

街自体は古い工業都市で今はあまり繁栄していませんが、ケルンやデュッセルドルフから近いので足を伸ばしてこのモノレールを見に行くのもいいでしょう。

会心の写真


川に沿って作られています


ちょっと近未来的に見えなくも無い橋脚


駅はこんな感じです