24/25シーズンの予定ですが、ざっくりと押さえてみました。問題はチケットの発売開始を忘れないか?

ミュンヘンなら余程のことがない限り売り切れというのは無いですが、いい席を確保するにはシーズン会員になるか、販売開始で即決するしか無いです。指揮者やソリストで売り切れになるのは、例えばアルゲリチやピレシュ。年に一回来るかどうかということもあるので。あとはブロムシュテットもそうかな。よくわからないのはドゥダメルですね。ベルリンでもすぐにチケットが無くなってしまいます。そんなに良いのかなぁ。ペトレンコがまだシュターツオーパーにいた頃もチケット争奪戦でした。ラトルがBRSOに客演してた頃はすぐに売り切れていましたが、首席になってそうでもなくなりました。いつでも聴ける感があるからでしょうか。ヤンソンスはBRSOでは大人気でしたからやはりチケットを取るのに苦労しました。今やMPOの名誉指揮者になったメータはそんなことはありません。シュターツオーパー時代もあまり人気無かったらしいですし。何なんですかね、あの大物感は。

あとは演目によりますね。やはりマーラーの3番、9番やブルックナーの8番といった大曲は人気がありますね。それなりの指揮者じゃないと振らせてもらえないですし。

来シーズンの予定を立ててみて改めて思ったのは、贅沢にもミュンヘンにいればそれなりに指揮者もソリストも網羅できるということです。BRSOはラトルが首席ですし、客演の常連ではサロネン、ヴェルザー=メスト、ハーディング、ドゥダメル、ブロムシュテット、ロト、フルシャあたりでしょうか。MPOは大物メータの政治力?でシャニが首席になりましたが、客演ではビシュコフ、ソヒエフ、ガッティ、ジョルダン、ウルバンスキ、ロウヴァリあたりでしょうか。これらの指揮者はBRSOにも登場しますね。シュターツオーパーは今はユロフスキですがまだ聴けてないです。ヴァイオリニストだとツィマーマンやテツラフといったドイツ勢、あ、ムターもですね。ハーンとフィッシャーもよく来ます。フィッシャーはミュンヘン出身ですが人気が無いですね。上手く無いしなぁ。ピアニストだとブニアティシヴィリがよく来ますね。

逆にミュンヘンではお目にかかれないのは、誰だろう?指揮者だとインバルとMTTかな。ヴァイオリニストだとパールマン。10年いますが一度もミュンヘンに来てないはずです。

客演ではなくツアーで来るのはティーレマンやネルソンスですかね。ティーレマンはSKDに行ったばかりの頃は毎年ブルックナーを演目にツアーで来ていたのですが、最近ご無沙汰していますが。シャイーも数年に一度来ますね。あとルイージもか。

どうしても聴きたいという音楽家がそれだけいなくなってしまったということもありますが、ミュンヘンで大体満足できてしまうわけです。

オペラまでは流石に手を出しません。情報量が多すぎてちょっとついていけません。リタイアしたら考えるかもしれませんが。ただ、オペラを振らない指揮者はあまり評価しません。やはり間合いが違うというか音楽の深みが違います。

非常に贅沢な悩みですが、いかんせんホールがパッとしないのでどうしても他所へ行きたくなります。ガスタイクは今、長らく改装工事中ですが、初めて聴いた時にあのチェリビダッケ時代になぜこの鳴らないホールであんなテンポであんな演奏ができたのかと随分と驚いたものです。ヘルクレスザールは若干小ぶりなのでベートーヴェンとかシューマンあたりなら良いのですが、マーラーとかショスタコは音が飽和して辛いですね。イザールフィルハーモニーは突貫で作ったホールなので音響はイマイチ。旧ガスタイクよりはマシですが。遠征するなら良いホールがある都市、ウィーン、ベルリン(フィルハーモニーよりコンツェルトハウスの方が音響は好みです)、アムステルダム、ハンブルク、ライプツィヒが候補です。あ、まだウィーンの来シーズンをチェックしていませんでした…

日本はホールが充実していますよね。オケはどうなんでしょう?直近で聴いた日本のオケは10数年前に大阪のNHKホールで聴いたプレヴィン指揮のN響やキタラで聴いたエリシュカ指揮の札響ですが、N響は木管がやたら無表情で歌えてなくてブラームスの4番が何とも平坦な曲に聴こえたことを覚えています。札響は悲愴でしたが金管がイマイチでちょっとパワー不足でした。指揮者にもよるんでしょうが、都響は一度聴いてみたいですね。