昨日のドイツvs日本をドイツ目線で振り返ります。

いやーここまでボロボロになっているとは想像以上でした。2000年の欧州選手権以来の危機ですよ。ただ当時よりタレントはいるので、使い方の問題なのでは無いかと思いますね。問題はペップやナーゲルスマンがもたらしたサッカーに毒されていること。あれを代表レベルで実現するのは困難ですし、実現するためにコンディションを整え続けるのは容易では無いです。それに先シーズンのCL決勝でインテルが示したように対抗策はすでにあります。日本の戦い方はインテルのそれとは異なりましたが、違う言い方をするとインテルのロングボール戦術を採用せずとも攻略できてしまうほどドイツの出来が悪かったということです。

選手個人を見るとシュロッターベック、ズーレ、ジャンのドルトムント組は代表レベルでは無いです。マーキング、タックル、フィード、ポジショニングどれを取っても落第。ズーレは特に昔から嫌いなんで、スタメンと知った時は絶望感しかなかったです。シュロッターベックはフライブルク時代はもっと良かったんですが、あんなゆるいチームに行って才能を殺してしまったのでは無いでしょうか。

攻撃陣ではニャブリは日本がよく抑えていたと思います。ヴュルツは今後が楽しみな存在ですが遠慮がちだったのが心配です。ハフェルツは何も役に立っていませんでした。シュート打ちましたっけ?ザネは希望の選手です。全く裏にボールを出さないズーレにキレていましたが、まさにそこが今回の敗因の一つです。

週明けのフランス戦も希望はありません。せめて日本戦のようにスッキリするような一点は取って欲しいですが。

フリックのクビは確定でしょう。問題は後任ですが、ナーゲルスマンは何の解にもならないでしょう。かえってサッカーを難しくして、症状を悪化させるだけです。誰かシンプルなサッカーを実現できるリアリストはいないもんですかね?いっそのこと外国人でもいいのでは無いかと思います。

来年は自国開催の欧州選手権なんですよねー。