【tolo beef:トロビーフ】 は、ビーフに有らず。。。。。 | ガーナで花を咲かせましょう。

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【tolo beef:トロビーフ】 は、ビーフに有らず。。。。。







ブロ友:ミントさんの記事より・・・・・・

 




/* --- 記事より抜粋 --------------


  「ビーフの皮を発酵させたもので

  『トトビ』っていう食べ物があるの。

  すっごく臭いよ、モモニみたいに臭い。

  ダワダワよりもっと臭い!」

  調べてみました… が、見つかりません。


----------------------------*/
 


この記事へコメントさせていただきましたが


  【totobi:トトビ】・・・・・・難問です!



☆ミントさんいつもありがとうございます。☆




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結局【トトビ】いまだ謎の未確認物体です。


さて、コメントの中で下記4点のキーワードが出てきます。

 ①モモニ

 ②ポモ(カウスキン) ※カウスキンを自宅でトトビにする人もいるよう?
 ③コービ koobi :ティラピアの塩干魚
 ④カコー : kako karko
 ⑤トロビーフ:tolo beef ※【トトビ】と聞いて、返ってくる言葉
 


 ①モモニ momoni :魚を塩漬け発酵させたとても臭いヤツです。
       スープの出汁、コクが出ます。

 

 


 ②ポモ(カウスキン) ※別名Wele, Ponmo Ijebu :
       コントンミレシチュー、他やスパイスをかけたメニューになります。
 


   まさに【牛の皮】を食材として料理を作ります。
   しかしながら、食用として消費することで、皮革産業(靴やバッグ、財布等々)に
   影響(牛の皮不足?)があるとの情報もあります。
   ガーナに限らずアフリカ全体の食文化でもあるようですね。
   ちなみに私は一度口にした経験がありますが、
   噛み切れる厚いゴム、といった感じで美味しいものではなかったです。
   歯の丈夫なアフリカ人には食感・噛み心地?が好まれるのか?な?


 ③コービ koobi :ティラピアの塩干魚。スープの出汁、コクが出ます。

 

 


 ④カコー kako karko kakoo:サメ、エイ(多分)を塩漬けし乾燥させたもので、臭くはありません。
       スープの出汁、コクが出ます。


 

 


①~④は知ってました。しかしながら料理で使ったことはありません。


時々、料理を得意とするマダムのこれらを使ったスープやシチューをいただきますが、

ん~、確かにひと味、ふた味違って美味しいです!



最後に⑤トロビーフ:tolo beefです。

マーケット等の店頭に肉片+骨が山盛りにディスプレイされてるのはよく見ます。






単に『ビーフ!ビーフ!』と呼んでるのですが、

【塩漬けビーフ肉:salted beef】です。

また、見た目の肉色を良くするため、赤く染めたのもあるので要注意!

私は、肉は肉屋さん(牛肉、ヤギ肉、他販売)で買うので気にしてませんでした。




いつもの肉屋さんで、

 『トロビーフって知ってますか?』と聞いてみました。


店主さんは、

 『トロビーフは向こうで売ってるよ!』と指差してます。

すかさず私は、

 『いやいやトロビーフはビーフだからここでは売ってないの?』


店主さんは、

 『いやいやトロビーフは【**】だからここでは売ってないよ!』とのこと。




【**】・・・チョメチョメ・・・って何?




ネット上でも【トロビーフ】はビーフ=牛肉で作る、という情報でした。



店主さんはマリ:MALI出身の方です。

そして、

『**』・・・チョメチョメ・・・とは

【sheep:シープ:羊】だとのことでした。


【トロビーフ】の意味を説明してもらいましたが、

英語ではないのでよくわかりませんでした。。。。


てっきり【ビーフ】が付くので牛肉のことだと思ってましたが、

【羊肉にいくつかのスパイスを加え塩漬けしたもの】

が【トロビーフ】ということなんです。



【sheep:シープ:羊】は【ラム:LAM(子羊肉)、mutton:マトン】、

簡単に言えば【ジンギスカンの肉】ですね。



買って来ました。。。。。。【トロビーフ】




店頭で見て既に・・・・『肉無しの骨じゃん!』


肉は付いてないの?

骨にわずかな肉が付いてる、日本では廃棄部分か?!

スープの材料として入れて味にコクと旨みが出る、とのこと。

確かに骨の髄からは・・・・・でも羊肉が食べたかった・・・・・ww





ネット上での【トロビーフのレシピ】、肉は牛肉を使ってました。

必要なスパイスも持っているので、

【牛肉でトロビーフ】作ってみました。



材料は・・・・・・・・・・・・・・

 ①牛肉
 ②ベイリーフ(ローレル、月桂樹の葉)
 ③クローブ
 ④ネグロペッパー:Negro pepper
           他名:grains of Selim,Senegal pepper, Ethiopian pepper,
           ガーナ名:Hwentia:フェンティナ   
 ⑤塩(岩塩やローカル塩、他)

 


 ※②~④を香りが出るまで煎るのですが、イマイチ香りが良くないので
  フェンネルを追加しました。


作り方・・・・・・・・・・・・・・・・・

 (1)牛肉を洗い、水気を拭き取る。牛肉を熟成させるための容器に入れる。

 (2)フライパンを火にかけ、スパイス(②~④)を入れ、香りが出るまで煎ります。

    ※イマイチ香りが良くないのでフェンネルを追加しました。

 (3)牛肉に(2)のスパイスと塩を加え、混ぜ合わせ、容器に入れしっかりと蓋をする。

 (4)涼しい場所に置いて1日熟成させる。
    2日目以降は、冷蔵庫に移して熟成を続けます。
    お好みで7日以上冷蔵庫に入れておき、完成です。

 

 


  ■スープ、シチュー、ご飯などにお使いください。


  完成【トロビーフ】(肉色の悪い肉?)・・・・参考写真
 




★料理の作り方の問題でしょうけど、

 いつものライトスープに入れて煮込みましたが、

 イマイチわかりませんでした。。。。。w


★☆★ 結果 ★☆★

 1週間【トロビーフ】ができるのを待つより、

 ビーフステーキにスパイスや香り付けのためのハーブを加えて

 お好みの焼き加減で食した方が早いし美味しいかな?って感じでした。




そんなことをしてたら、また

【吉牛(吉野家の牛丼)】

食べたくなってしまいましたよ!!・・・・WwwW
 

 

 



では、また、

 

 

 

 

 

 

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