ピーター・マークル監督

 

また新人の頃の有名俳優が出ているシリーズでの映画を紹介します。

「ある愛の詩」とはアイスホッケーが出てくるところでも共通していました。

 

この映画はアイスホッケーのプロを目指すジュニアチームが舞台のスポ根映画です。

ジュニアといってもひげ面でとてもジュニアに見えない登場人物もいます。

 

主人公ディーン・ヤングブラッド(ロブ・ロウ1))がアイスホッケーのプロを目指してジュニアチームのムスタングスの入団テストに臨みます。兄もプロを目指していましたが,試合中の事故で片眼を失明しています。

最終選考にスピードのディーン,ラフプレイのラッキが残りますがディーンの入団が決まります。

 

新人歓迎の剃毛儀式や下宿の管理人ミス・マッギルの紅茶はなかなかおもしろい話でした。

コーチ(エド・ローター2))の娘ジェシー(シンシア・ギブ)との出逢いもおもしろく描いています。

青春映画にふさわしくジェシーとは恋仲になっていきます。

 

 

ムスタングスのエースプレイヤー,サットン(パトリック・スウェイジ3))やチームの仲間とも絆を深めていきます。

このチーム選手の中にキアヌ・リーブスがいました。出番やセリフも少なく,ゴールキーパーの役でプロテクターをしているので最初に見た時は気がつきませんでした。

 

 

 

リーグ戦を勝ち進みライバルチームのボンバーズとの優勝争いになります。このチームにはラフプレイ得意のラッキが入っています。その試合でサットンはラッキの反則行為で再起不能の状態に陥ってしまいます。

その後,ディーンは農場にもどりモンモンとした日を送りますが兄や父親から氷上での戦い方の指南を受け,最終戦に臨みます。

 

 

 

最後のペナルティーショット。

2022年サッカーワールドカップ決勝トーナメントで日本はPK戦で残念ながらクロアチアに敗れてしまいました。

相当緊張したのでしょうね。

サッカーでファールに対するペナルティキック成功率はものの本によると約8割だそうです。

アイスホッケーのペナルティショットは確率はもっと低く3割くらいだと聞きました。

ディーンやサポーターの喜びは納得できます。

 

さらに試合後のラッキとの殴り合い。

よくある青春映画といってしまえばそれまでですがこの展開は青春映画の王道です。

名作といわれる映画には分類されないかもしれませんが僕の大好きな映画です。

冬になりスケートの季節になると何となく見てしまう映画です。

 

 

1)   ロブ・ロウ

フランシス・フォード・コッポラ監督のアウトサイダー(1983)でもパトリック・スエイジと共演していて,この時は兄弟の役柄でした。この映画の主題歌スティーヴィー・ワンダーの”Stay Gold” もいい歌です。ホテル・ニューハンプシャー(1984)ではジョディ・フォスターの弟役,セント・エルモス・ファイアー(1985)ではミュージシャン志望のサックス奏者ですが女性関係にだらしない役でした。

 

2)   エド・ローター

ロバート・アルドリッチ監督のロンゲスト・ヤード(1974)の看守長役はとても印象に残っていますが,やはりこの「栄光のエンブレム」でのコーチ役は最高です。通路で鼻歌を歌いながら小躍りするところや試合後にラッキが倒れた時の葉巻片手に相手コーチにする挨拶はたまりませんな。

 

3)   パトリック・スウェイジ

アウトサイダー(1983)後,若き勇者たち(1984),ダーティ・ダンシング(1987),ゴースト/ニューヨークの幻(1990)などに出演します。残念ながら2009年,膵臓癌で亡くなっています。 

 

過去の映画を見ていて若い頃の俳優がチョイ役で出ているのを見つけると心が躍ります。

リチャード・ドライファス,トミー・リー・ジョーンズ,キアヌ・リーブスを紹介しましたがついでにもう少し。

 

フランシス・フォード・コッポラ監督の地獄の黙示録(1979)に出ているローレンス・フィッシュバーン。

どこかで見た顔だと思いましたがエンドクレジットで確認しました。Larry Fishburneと載っていました。

すごいやせている。ここにビックリ。

 

ガメラ2 レギオン襲来(1996)に出ていた大泉洋。

WOWOWで録画した映像を見てアレッと思い見返しましたが大泉洋でした。名前は出ていませんでしたがネットで調べたところ間違いないようです。