北海道立近代美術館と北海道立三岸幸太郎美術館では、ブリジストン美術館展が開催されています。6/24までとなります。
今回は北海道立近代美術館について書きますが、三岸幸太郎美術館は次回とします。
この絵画展は、石橋財団のブリジストン美術館に所蔵されているコレクションの展示会となります。
現在、ブリジストン美術館は2019年秋の開館に向けて建設中だそうで、休館中を利用して84作品借り受けて展示する、という事です。
先週の3日(日)、行ってまいりました。
当日券の販売窓口は少し並んでおり、会場内もそれなりに混んでいました。日曜の午後ですからね、仕方ないです。
私は当日券を持っていますので、展示会場入り口に直行しました。
例によって内部の写真を取ることはできません。
従って、いつもの様に鑑賞後は売店で、お気に入りの作品のポストカードを購入。
作品の好みがいつも同じで申し訳ないですが、以下の2作品です。
クロード・モネ 「黄昏、ヴェネツィア」 1908年
黄昏色に包まれたサン・ジョルジョ・マジョーレ教会と、既に夜の帳が落ち始めている紺色の空のコントラストが何とも言えません。
調べると、他にも同様の作品が国立ウェールズ美術館などで所蔵されているようです。
例えば
名古屋のボストン美術館展で観た『ルーアンの大聖堂』は時間や季節を変えて描かれていますが、この絵は黄昏時の空と教会、海を同じ構図で描いた、という事ですね。
次の1枚。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「モンマルトルの風車」 1886年
モンマルトルを訪れた際、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の正面から写真を撮りました。作り物の風車ですから、ムーランルージュと同様の立体的な看板、という感じですね。。
この時私が観たかったのは、このお店の奥にある、かの昔稼働していたであろう実際の風車です。
この日はテロの関係なのか分かりませんが、フェンスが閉じられたままで、中に入ることはできませんでした。
右下が風車のあるレストラン「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」となります。
ほぼ中央に、大きな風車があるのが分かりますか?
この風車の下側(南側)に赤い車が停まっていますが、そこに風車に向かう閉じられた入り口はありました。残念・・・・
この風車の撮影は、次回のパリ旅行での宿題としています。
モンマルトル美術館でも、昔の風車を描いた何点もの作品に出会いましたが、今回のブリジストン美術館展の鑑賞では、この絵に出会ってとても懐かしく思いました。
最後におまけ画像ですが、こんなものもありました。
美術館の粋な計らい?でしょうか。
グループで行くと、この少女の後ろに立ってパチリ!となるんですかね。
では、次回は「三岸幸太郎美術館」編。
お楽しみに~