有馬街道で高齢のご夫婦が乗車する軽四乗用車に追突し、炎上させた死亡事故は翌日の新聞で大きく取り上げられました。新聞には「可燃性の薬品を積載していたにも拘わらず、その点についても消防法違反で引き続き捜査する。」ことも掲載してありました。その日、火災事故とは別の事故で出頭を求めていた被害者が出頭し、担当の捜査員が取調べ、その被害者の事故についての供述調書の作成を終えると、被害者が「昨日の車両火災の事故、皆さん大変でしたね。事故した運転手、考えの甘い運転手と違いますか?」たずねてきたので、、私が「どうしてそう思うの?」と聞き返したところ、「私も大型貨物自動車の運転手をしていますが、新聞には、有馬にある配達先で荷物を半分降ろし、続いてポートアイランドの配達先に残りの荷物を配達する途中と書いてあったので、少しでも貨物運送をしたの運転者であれば絶対走ることの無い配達ルートを走っているので、そう思ったのです。」との回答だったので、私が、「自分は大型免許が無く、運転したこと無いから経験したことないのでわからないけど、やっぱり、大型貨物の『突き押し』は、すごいですか?」、その運転手は、「そら、すごいですよ。だから、『配達は下から上』が常識で、私もそれを先輩運転手に教えられ、それがわかっているから、そのように思っただけです。」と説明してくれました。
要するに、本件の場合では、最初にポートアイランドで荷物半分の配達を終えてから六甲山のトンネルか、阪神高速を利用して有馬の配達先に向かうと、上り坂を走ることになり、途中に下り坂があってもエンジンブレーキを掛けながらゆっくりと進めば、ブレーキが焼き付いて効かなくなるようなことにまでは至らないとはずで、職業運転手として働いているのにそれができていないので、大型貨物自動車の運転者としては少し考えが遅れじゃないかと思ったまで、です。」との答えが返ってきました。実際、そのとおりでないかと思います。