前回、子供の事故に関して、子供でも物事の良し、悪しを判断する知識『事理弁識能力』が備わっていると判断されればれば、交通事故の過失責任を問われる場合場あることを説明しましたが、実際に私が経験した子供の事故え注意すべき点を説明します。先ず、事故に遭ったのは小学校に入学したばかりの年齢6歳の男子生徒で、母親と一緒でした。子供は小学校に入学したばかりで、小学校で交通安全教室室に参加したところでした。

 事故が起きた場所は神戸市内を東西を結ぶ片側3車線と中央分離帯のある幹線道路で、中央分離帯は交差点手前で右折車線となります。つまり、車線数は交差点直近では7車線となるので歩道も広く南北とも5メートルくらいの幅があります。事故被害者の子供は母親と共に北側からこの幹線道路の交差点まで来て、交差点の横断歩道を南に横断するための北西角の歩道で信号待ちをしていました。 この男子生徒は入学した学校で交通安全教室を受けたところで、これが裏目に出たのです。何が裏目になったかというと、交通安全教室で、交差する道路の信号機の灯火が「黄色」になると、次に「赤色」となり、そして、自分が対面する信号機が「赤色から青色」になる。実際には、黄色灯火になると『4秒』後に赤色灯火となり、全赤『2秒』の計6秒後に交差道路側の信号機が「青色」となるのですが、子供の中では、交差側の信号が「黄色」になると、直ぐに十分が対面する信号は「青色」となったものと思ってしまい、道路を横断するために歩道から横断歩道に出て南に走り出したのです。

 幸いにも第一車線、第二車線を走る車は、信号が黄色に変わったことに気づき、子供が横断歩道を渡り始めるのとほぼ同時に停止線手前で停止したのですが、第三車線の車だけが対面する信号が黄色から赤色に変わった瞬間に交差点を突っ切ろうとして速度を緩めず、停止線を越えて進行してきたのです。幸いにも子供がびっくりして立ち止まったことで車体側面との接触による軽傷で済みましたが、一緒にいた母親が、息子が青信号に変わる前の赤信号で道路を横断するため飛び出したことをで、自分の息子が迷惑を掛けたと思って相手方車両の運転者や現場に来た警察官に「すみませんでした。」と、相手方加害者にも謝っていたこともあって、本件事故を担当した若いK巡査部長が子供の信号無視が本件事故の大きな原因として現場見分し、事故書類をまとめ、決裁にまわしてきました。

 私は、一読しただけでK巡査部長を呼び付けて、「昔、俺が子供の頃『光速エスパー』というテレビ番組があって、超能力で瞬間移動してたけど、この被害者も瞬間移動ができるのか?」と質問しました。K巡査部長は、「このおっさん何言ってるんや。」という表情で、私の言ってる意味が全く理解できない様子でした。《 以下・子供の事故 PART4に続く 》