心を閉ざした12歳の女の子アンナは、ぜんそくの療養のため、自然の豊かな海沿いの村に住んでいる親戚の家にやって来た。
海辺で一人遊んでいると、空き家となっているはずの大きな屋敷の窓に、ブロンドの少女を見た。が、夢を見たようだ。
ある夜のこと、海辺にはアンナを待っていたかのように手漕ぎボートが置かれていた。
それに乗り込み、大きな屋敷に向かって漕いで行くと、屋敷には明かりが灯り、ブロンドの少女が姿を現した…。
たまたま、TVでやっていたのを録画して観ました。
レンタルが出ていたのは知っていましたが、子供向けかと思い込み、あえて借りようとはしなかったんです。
しかし、
とても良い映画でした! (^-^)
心を閉ざした思春期の少女の成長を描き、少しミステリーなところもあって、最後まで退屈せず、大人でも楽しめる佳作かと思います。
原作は英国の児童文学の名作。
女性なら読まれた方も多いかも…。
僕はまったく知りませんでした。(^_^;)
そこで、原作も読んでみました。
やはり、原作は完成度が高く、間違いなく名作でした。
原作の舞台は英国東部のノーフォーク。
アニメは北海道の釧路のようです。
ストーリーは原作に忠実で、最後の方は登場人物が違ってきますが、本筋は変わりません。
ただ、
日本が舞台だと、いきなりブロンドで青い瞳の少女が登場するのはちょっと違和感がありますね。
豪邸とは言え、釧路に、裕福な人々が集まって、パーティーを開くのも疑問符が…。(^_^;)
ま、そんな違和感もご愛嬌と許せるほど、質の良い映画でした。
原作のもつ優れたテーマとストーリーをそっくりもらってる上に、映像が美しく、登場人物の表情や動きも良く描かれています。
と言うことで、
評価は、★★★★☆ 星4つ!
オススメです! (^-^)v
ところで、
ジブリ作品は人気がありますが、ピンキリだと思いません? (^_^;)
オイラの個人的ベスト3は、
1位 となりのトトロ
2位 紅の豚
3位 千と千尋の神隠し
なお、最下位は「ゲド戦記」です。
僕のバイブルであるゲド戦記(原作)をここまで酷い映画にした罪は万死に値するっ! (^o^;)
原作に興味がある方は、過去の僕のブログを参考にしてください。
http://s.ameblo.jp/harry325/entry-10854830601.html?frm=theme
いや~、映画って素晴らしい!
(文学も素晴らしい!)
ではまた。(^-^ゞ