皆さんおはようございます
先日宿泊した東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルのレポートの続きです。
昨日はグランドシャトー宿泊ゲスト専用のレストラン、ラ・リベリュールでの朝食の様子をレポートしました。
今日は、もう一つの宿泊棟であるファンタジーシャトーのゲストも含め、同ホテルの全ての宿泊ゲストが利用可能なグランパラディ・ラウンジ(Grand Paradis Lounge)について書きたいと思います。
「壮大な天国」という意味のフランス語が名付けられたラウンジは、ホテルのエントランスを抜けた正面にあります。
東京ディズニーシーのファンタジースプリングスに面した大きなガラス張りの窓からの景観と草花をモチーフとしたアール・ヌーヴォー様式の内装が調和した眺めはまさに天国そのもの。
このラウンジに行くのを非常に楽しみにしていたのですが、実はここ、予約を取るのが非常に難しく、予約無しの状態で当日を迎えました
昨日のラ・リベリュールも予約を取るのが簡単ではありませんが、56室しかないグランドシャトーの利用者数は限られている上、バケーションパッケージの対象宿泊施設にも入っていないため、4か月前の宿泊予約受付開始時に客室予約を入れた直後であれば、レストランの予約を取れる可能性が高いです。
ところが、ファンタジースプリングスホテルはホテル単体の宿泊予約よりも一足早く予約受付が始まるバケーションパッケージの対象宿泊施設に含まれ、同パッケージの宿泊特典でグランパラディ・ラウンジの予約を取るゲストが多いせいか、ホテル単体の宿泊予約が取れた時点で既にラウンジの予約枠は全て満席でした。
その後も、しばしばキャンセルが出たり、追加予約枠が出たりしていないか、TDRオンライン予約・購入サイトをチェックしたりしましたが、遂に当日まで空き枠を見つけることはできず…
ディズニーランドホテルやアンバサダーホテルのラウンジと異なり、ホテル宿泊ゲストしか利用できないラウンジに次回いつ来れるかも分からないので、このまま諦めるのは惜しいなぁと思っていたところ。
他のディズニーホテルのラウンジと同様、営業開始と共に予約無しのゲストの利用受付をしている様子でした。
さて、ラウンジの営業開始は12:00。当日の予約無し利用の受付が始まるのもこの時間ですが、時間前からそこそこの数のゲストが並んで待っていました。
自分の場合は、9:30頃からラ・リベリュールで朝食、11:00過ぎにお店を出て11:15頃に待機列に入りましたが、前に10組以上のゲストが並んでいて、利用時間の見込みは13:30頃と伝達されました。
実際の利用はそれよりも早く、13:15頃に登録した携帯電話番号宛てに連絡をいただき店頭へ。
利用可能かどうか不安でしたが、テーブルが確保できて一安心。
ラウンジの内装で目を引いたのは中央のモニュメント。
キャストさんの説明によると、ファンタジースプリングスのモチーフが蝶、グランドシャトーのモチーフがトンボで、グランパラディ・ラウンジが2つの宿泊棟の間に位置しているので、蝶とトンボの両方をあしらったモニュメントとなっているそうです。
ラウンジのメニューはコチラ。
グランパラディ・ラウンジの事前予約は 1) デザートメニュー確保付きの予約と 2) テーブルのみの予約の2種類の予約枠があるのですが、左側のデザートセット(5,000円)の提供は、デザートメニュー確保付きの予約ゲスト専用のようです。
それ以外のゲストは右側のアラカルトメニューからのオーダー。
営業開始1時間余りですが、既にメロンタルトが売切れとなっていました。
しかし、我々のお目当てはチョコレート系のお菓子。
自分はパフェ・オ・ショコラ(3,500円)を、奥さんはケーキセット(2,800円)でオペラをオーダー。
大人気につき売切れとなってしまったメロンタルトと並んで、パフェ・オ・ショコラはSNSやYouTubeで多くのゲストが絶賛していたので、非常に楽しみ
さて、しばらく前にディズニーアンバサダーホテルのハイピリオン・ラウンジで提供される紅茶がドイツの老舗紅茶店ロンネフェルトの物から新興紅茶店スミックティーの物に変更されたことをご紹介しました。
ロンネフェルトの紅茶は、こちらグランパラディ・ラウンジで提供されていました。
紅茶の試飲が提供されたのですが、こちらはロンネフェルトのライト&レイトセイロン。
酸素を使ってカフェインを取り除く製法で作られたデカフェのセイロンティーです。
セイロンティー自体がアッサムなどと比べてスッキリとしたテイストですが、こちらは更に渋みが少なく非常に軽い飲み口でした。
紅茶の試飲を楽しんでほどなく経つと、パフェやケーキセットが運ばれて来ました。
パフェの美しい盛り付けを崩すのが憚られますが、キャストさん曰く、スプーンを縦に入れて、ゼリーやアイスクリームなどが何層にも重なっているのをゴッソリとすくって食べるのがお勧めだそうです。
パフェは美味しさは前評判通りでしたが、意外なほど甘さが控えめで大人が食べても最後まで楽しむことのできる味で、かなり自分好み
前評判以上に驚かされたのは、奥さんがオーダーしたオペラ。
日本で食べるオペラは濃厚なビターチョコレートクリームが強く印象に残るタイプの物が多いのですが、フォークを入れてケーキを切った瞬間に、お皿の上に浸み出すコーヒーシロップ
11層に重ねられたケーキは、スポンジ生地の部分に濃厚なコーヒーシロップがヒタヒタに浸みていて、チョコレートよりもコーヒーシロップの印象が強く残るほどの本格的な物。
キャストさんのご紹介では、このオペラこそがシェフのスペシャリテ(得意料理)とのことで、その完成度の高さにも納得です。
オペラがあまりにも衝撃的だったので、時々パフェとオペラを夫婦で交換して、少し食べてみましたが、本当に美味しくて美味しくて。
次回グランパラディ・ラウンジに来る機会があれば、これを1個食べたい
パリのオペラ座近辺のカフェで発明されたというケーキ、オペラ。
これがシェフのスペシャリテという辺りにも、ファンタジーの生まれ故郷である中央ヨーロッパをテーマとしたホテルの真骨頂を感じます。
事前に予約が取れていなかったにも関わらず、楽しい時間を過ごすことができてラッキーでしたが、メロンタルトが既に売り切れていたことに象徴されるように、日中に各種デザートがどんどん売り切れて行くことが多いようです。
このため、たとえ予約が取れていても、夜の時間帯のテーブルのみの予約の場合は、既に飲み物しか提供できないこともあるそうですので、グランパラディ・ラウンジを予約する際にはこの点もご注意いただいた方が良いかと思います。