皆さんおはようございますニコ

 

 

東京ディズニーシーでは4月1日から6月30日までスペシャルイベント”東京ディズニーシー・フード&ワインフェスティバル”を開催中。

 

 

詳細は公式HPをご覧いただければと思いますが、東京ディズニーシーの各テーマポートをイメージしたフードとドリンクを提供し、ゲストが世界を旅する気分を味わうことができるイベントです。

 

 

「フード&ワインフェスティバル」と言えば、カリフォルニア・ディズニーランド・リゾートの第2パークカリフォルニア・アドベンチャー・パークやウォルト・ディズニー・ワールドのエプコットでも毎年春恒例のイベントとしてパークワイドで開催されています。

 

 

このブログでも、この時期に合わせてカリフォルニア・アドベンチャー・パークではソアリンがオープン当初の”オーバー・カリフォルニア”バージョンを復刻運営していることをレポートさせていただきました。

 

 

 

 

 

今回、東京ディズニーシーに初上陸したフード&ワインフェスティバルは、パークワイドのイベントではなくアメリカンウォーターフロント(一部メディテレーニアンハーバー)のレストランやフードワゴンで展開されるイベントです。

 

 

(画像は上記リンク先の公式HPより転載)

 

 

 

総評を先に言うと、カリフォルニアのディズニーランド・リゾートやウォルト・ディズニー・ワールドのイベントと比較するとかなり小規模なイベントですが、イベントで新登場のメニューには色々なアイデアが散りばめられていて、なかなか楽しいです。

 

 

初めてのイベントですし、最初は小さく産んで、将来はパークワイドの大規模なイベントに発展してくれると嬉しいなと思いますほっこり

 

 

 

まだ全てを体験したわけではありませんが、いくつかメニューをご紹介したいと思います。

 

 

最初に向かったのはホットドックを売るフードトラック、デランシー・ケータリング

 

 

 

 

ここではアラビアンコーストをイメージしたカレー味のホットドック700円)を売っています。

 

 

 

 

こちら、ソーセージがカレー味で、ケチャップはインドの西海岸にあるゴア州の名物である豚肉の煮込み料理ヴィンダル―の風味。

 

 

ソーセージは豚肉だし、ヴィンダル―も豚肉料理だし、豚肉を食べないイスラム教徒の多いアラビア地方が舞台のアラビアンコーストをイメージした料理としてどうなの…はてなマークという気もしますが、普段はプレーンホットドッグを売っているデランシー・ケータリングだからこそ許されるメニュー展開と言えるのではないでしょうか。

 

 

遠いアラビア地方の冒険の話を聞いてインスピレーションを得たニューヨークのホットドッグ屋が、いつものメニューに一工夫を凝らした…と考えれば、ディズニーシーらしいストーリーを感じるメニューと言えそうです。

 

 

ちなみにインド料理なのにヴィンダル―が豚肉を使っているのも理由があって、これはゴアが大航海時代にポルトガル人がインドへ進出した際に拠点となった港であるため、カルネ・デ・ヴィニョ・エ・アリョス(Carne de Vinho e Alhos)というポルトガル料理からヒントを得て生み出された料理だからと言われています。

 

 

その点では、実はこのメニュー、アラビアンコーストの他に大航海時代の冒険をテーマとしたメディテレーニアンハーバーのエクスプローラーズ・ランディングをもテーマとしていると言っても良さそうな、1個で二度おいしいメニューです。

 

 

 

さて、次に訪れたのはニューヨーク・デリ。

 

 

 

 

こちらはマーメイドラグーンをイメージしたメニューを販売しています。

 

 

マーメイドラグーンのモチーフであるディズニー映画『リトル・マーメイド』、原作の『人魚姫』を書いたアンデルセンはデンマークの作家である一方、劇中ではカリブ海地方のユニークな音楽カリプソが使われていることもあり、どこが舞台なのか、ちょっと謎に包まれている部分もあるのですが…

 

 

今回展開されたドリンクメニューが、カリブ海で生まれたラム酒とパイナップルを使用したカクテル、ピニャコラーダをイメージしたスパークリングカクテル800円)ということなので、マーメイドラグーンはカリブ海にあるというのが公式見解という理解で良さそうですね。

 

 

 

 

フードの方は、ホタテ貝の入ったマッシュポテト800円)。

 

 

 

 

ポイントの一つはマッシュポテトがチャウダー風味になっていること。まるで食べるクラムチャウダーのような感じで、通常のマッシュポテトとは一味違うのが魅力です。

 

 

また、ホタテ貝もペルーのマリネ料理、セビーチェ仕立てとなっていて、爽やかなライムの香りを感じられるのが特徴。

 

 

お酒のおつまみ程度のサイズなので、ホットドッグを食べ、このマッシュポテトを食べた後も、もう1軒行けそうな感じです。

 

 

 

 

カクテルの方は、アルコール度数の高いラム酒がベースであるためか、結構強めなお酒感があります。お酒に弱い方はご注意ください。

 

 

 

というわけで、まだお腹に余裕があるのでドックサイドダイナーにも行きます。

 

 

 

 

こちらは今回のイベントのお膝元、アメリカンウォーターフロントをイメージしたフードとドリンクを提供しています。

 

 

フードは2種類、フライドチキン(800円)とベジタリアンメニューのアソーテッドスナック(700円)。

 

 

今回はバッファローソースのかかったフライドチキンをご紹介します。

 

 

 

 

「バッファロー」というのはニューヨーク州にある町で、この地にあるお店で1960年代に考案されたスパイシーなソースをバッファローソースと言います。

 

 

この料理を考案したベリッシモ(Bellissimo)夫妻の営んでいたアンカー・バーのウェブページに歴史が記されているので、興味のある方はご覧ください。

 

 

ところで、バッファローという町はニューヨーク「州」にあるものの、マンハッタンから450km以上も離れた内陸のエリー湖に面したカナダとの国境近くの町

 

 

それでなくとも1960年代生まれの料理である上に、ニューヨーク市から遥か遠く離れた町の料理をもって、1910年代初頭のニューヨーク港が舞台であるアメリカンウォーターフロントをイメージした料理というのは少し苦しい感じがしますあせる

 

 

ソースの味は、カイエンペッパーの効いた本格的な辛さで申し分ないところですが、このメニューのストーリーをどう構成すれば良いのかはちょっと自信がありません。。。

 

 

ともあれ、この辛いソースのかかったフライドチキンと相性バッチリだったのが、チェリーブランデーとコカ・コーラを使用したカクテル800円)。

 

 

 

 

ラム酒がベースのニューヨーク・デリのカクテルと比べると、アルコールの香りがそれほどキツくなく、チェリーコークのような感覚で飲むことができました。

 

 

バッファローソースの辛さを感じた後、喉を潤すにはピッタリな飲み物だったと思いますニコ

 

 

 

さて、フード&ワインフェスティバル開幕後、2回ディズニーシーに入園しているので、他にもレポートしたいメニューがあるのですが、ひとまずここで区切りとしたいと思います。

 

 

というのも、各店舗とも結構混んでいて、単品メニューを買う都度、長いと30-45分ほど並ばないといけません。

 

 

特に、全ての対象店舗が開店する11:00を迎えるまでは、バーナクル・ビルズやリバティ・ランディング・ダイナーに長い行列ができる傾向があるので、1回目入園した日は見送りましたあせる

 

 

 

 

 

これに対し、ニューヨーク・デリやドックサイドダイナーはモバイルオーダーにも対応しているので、利用時間を適切に選択すれば、パーク内での他の予定との衝突を避けながら、待たずに利用できるので便利です。

 

 

行列のできるお店も開店直後や閉店間際、メディテレーニアンハーバーでのショーの上演中など、待ち列が解消する時間帯もあるので、1日で全部周ろう!と意気込んでいらっしゃる方は、モバイルオーダー対象店舗とスタンバイでしか購入できない店との利用時間を使い分けながら、効率の良い計画を立てることが不可欠だと思います。