明日の米朝首脳会談の具体的なスケジュールは決まっていますか?
先ほど、ポンペイオ国務長官が会見を行いましたが、
今のところ公になっていることは、
会談はセントーサ島で、
日本時間の明日午前10時から始まるということだけです。
両首脳が2人だけで話をしたり、
共同記者会見を行うことがあるのか、
また、会談は何時間行われ、
さらには、明後日までの2日間にわたる可能性はあるのか、
など、報道陣の関心は高まるばかりです。
交渉の達人と自認するトランプ大統領は、
焦点である「非核化」について、
キム委員長が真剣であるかどうかは、
「最初の1分でわかる」と発言しています。
交渉の席から離れることも示唆するなど、
キム委員長をけん制しており、
歴史的な首脳会談の行方は、
冒頭から世界中の関心を集めそうです。
会談がうまくいくためには、何が必要ですか?
トランプ大統領はキム委員長の本気度にかかっているとして、
会談では、大胆な決断を下すよう呼びかける構えです。
北朝鮮は「朝鮮戦争の終結宣言」や
「経済支援」といった見返りを求めていますが、
アメリカは、
あくまでも「北朝鮮の非核化」が前提だと強調しています。
このため、キム委員長が「非核化」の意思を示すだけでなく、
「非核化」を実現する時期や核関連施設への査察の受け入れ、
など、具体的な行動を示すかどうかが大きな焦点となっています。
アメリカと北朝鮮は、
会談の直前の今日も断続的に実務者レベルで協議を行い、
後は、トップ同士の決断に委ねるだけという状況で、
明日の首脳会談を迎えることになりそうです。
(NHKニュースより)