CROWN PLUS Level4 Lesson 2 | どっかの大学生のブログ

どっかの大学生のブログ

3月30日付で「どこにでもいそうな浪人生のブログ」から改名しました
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長い間、日本人は創造者と言うよりは模倣者としてみなされていた。しかし、私は過去40年間で日本の産業が成し遂げたことが全く創造的ではないというのは全くばかげていると思います。生物工学、セラミックスなどの新素材、光学、電子工学そしてそれ以外のすべての分野でなされていることは、日本が創造的であるということを物語っている。そして、確かに開発技術における貢献と品質管理は独創的である。私達は、皆、まねることによって学ぶ。子どものとき、生徒のとき、仕事の見習いのときもだ。そして、私達は成長し、生まれつき持っている能力と学んだ規則や道着を混ぜ合わせるようになる。私達の調査団の所長である菊地まこと博士はまねることは子どもが学ぶ為の第1段階であり、日本語の「学ぶ」という単語の本来の意味は「まねぶ」だと指摘する事を好んだ。
 日本が2世紀以上にわたる鎖国のあと、世界に参入した時、日本人はその間に外国が発達してきたことに対して全く無知であった。政府と聡明な指導力のある明治天皇に導かれた。日本はこれらの新しい考えや西欧諸国が日本に開国を求めたとき、西欧諸国はいくつもの不平等な条約を日本に押し付け、それは、日本の経済と未発達な産業の保護を認めないものだった。貧欲で弱肉強食な国際社会の一員として生き残る為には強い産業基盤と強い軍隊を持つことが唯一の方法のように思える。
 2つの時代つまり明治時代と太平洋戦争後の時代を比べるのはおそらく無駄だろう。しかし、1つの際立った事実に気づかなければならず、それは、全日本人が戦後日本を復興させる為に努力し、国内に平和的な産業工場を再建しようとしてことである。そして、日本の生活水準が世界トップレベルに到達したとき、彼らは歴史の中で初めて成功という名の果実を分け合った。もちろん、日本は日本が逃してしまった科学技術に追いつこうとし、私達は直接使う為あるいは改良して使う為に様々な科学技術を購入した。
 例えば、私たちソニーは基本的なトランジスタを取り扱い、創造者達が思いもしなかった、私達の目的の為に再設計し作り直した。私達は全く新しいトランジスタを開発し、その開発において研究員であった江崎玲於奈はトンネル効果を証明し、トンネルダイオードを開発し、IBMに入った後、彼は17年後にノーベル賞を授与した。
 私達の研究所の所長である菊地博士は今、日本が発展していく過程で外国に追いつこうとする時期に科学者や技術者が使ったいわゆる彼の言う言葉で適合的な創造性、今、実際に行われているいわゆる自律的な適応性についてどんな議論がなされたとしても日本が今では世界の科学技術的な集団の一人前の一員になっていることは紛れもないことだと言っています。日本、アメリカそして西欧諸国は今、お互いに平等な立場にあると見なしている。私は1985年12月にパリで行われた大西洋機構の会議で産業のカギとなるものは創造力であると発言しました。私は創造力には「技術における創造力」「開発計画における創造力」「市場における創造力」があると思います。3つのうちどれか1つしか持っていないことは自滅的である。
 日本では個人企業によって研究費が負担されている。日本の企業と政府の協力が産業の成功のカギとなるという考えに矛盾する。実際、1984年の調査・開発費は77.7%が民間企業によって支払われ、わずか22%が政府によって支払われた。そういうわけで、ビジネス界にいる人の中には、政府は実際に援助しているのではなく、度を超えた干渉と時代遅れの様々な規則で革新的な変化や発展に対して障害となるものを作り出していると感じる人もいる。
 高い教育を受けた日本の労働力は創造的な努力においてその価値を証明し続けている。戦争からの復興の中、この高い教育を受けた労働者の賃金が低かった為、日本の成長しつつあった低レベルの工業技術にとっては一つの利点となっていた。今や、産業では高技術が求められていて、日本は新しい試みに合った高い技術力を持った労働力が得られて幸運である。そして、たとえ人件費が高くても、労働者の知性はこれからの日本の産業にとって利点であり続ける一つの要素なのです。
 今日、日本には現代の教育の形式に対する不平不満が増えてきており、その教育形式は生徒に彼らの時間の多くをどうやったらよい学校に入る為の試験にうかれるかを学ぶこととしている。この形式は試験と独自な考え方の為の十分な時間を残さない。この制度は、現在に至るまで、私達にうまく機能してきたがこの制度をさらに効率的に私達が今暮らしているこの新しい時代に合致させる為様々な手段や方法が求められている。私達は常に従業員達に独自な考え方を要求し、たくさんの独自な考え方を受け取っている。経営者の立場から言うと、どうやって人が生まれつき持っている創造力の解き放ち方を知ることがとても重要である。私のコンセプトは誰もが創造的な能力を持っているがその使い方を知っている人はとても少ない。
 私の創造力を解き放つ為の解決方法は、常に目標を据えることだ。この最も良い例はアメリカのアポロ計画である。ソビエト連邦が世界で初めてスプートニクと人工衛星を打ち上げ、宇宙へ送り出した時、それはアメリカにショックを与えた。それまでたくさんの国々がずっとアメリカを偉大な革新者、偉大な新しい事を始める国として非常に多くのものを作りだすという存在として頼りにしていた多くの国がアメリカ以外のどんな国でも宇宙空間に行く能力を持ちえるとはほとんど信じられなかった。アメリカはソ連に追いつくための計画を始めたが、ケネディ大統領のとき「10年以内に月へ行く」という明らかな目標を掲げ、全てが変わった。
 その目標は明らかな挑戦であった。月へ行くという計画をたてるということは非常に前に向かって大きな飛躍が必要とされるということを意味している。その研究は緊急を要した。どのくらいの推進力が必要か、どんな種類の航法システムが必要か、どんなコンピューターを開発すべきか、そして、その後新しい物質の必要性が生じた。炭素繊維が生み出され、ベルクロのような単純な構造だがとても役に立ついろいろなものがまたこの計画からつくられた。全く新しい考え方の慣性航法システムを発明し、それは今日、旅客機に用いられている。1つの目標に到達する為に、多くの人々が創造的になった。
経営者は目標を明らかにし、それを目指さなければならず、労働者達を今まで以上の力を出すようにと激励しなければならない。
 エンジニアや科学者が明確な目標を与えられた時、彼はおそらくそこに到達しようと努力するだろう。しかし、目標がなければつまり、あなたの会社や企業がただ莫大なお金を与え、「何か発明しろ」といったらあなたはおそらく成功できない。産業において、新しいものの発明に先立って、理論に基づいた背景と純粋な調査が必要となる。しかし、私は明確な目標があって初めて私達は結果を得る。いい考えや素晴らしい発明が出来たとしても、機会を逃したりするので、良いアイデアを思い描き立派な発明品を作ることは可能であるが好機を逸してしまう可能性もある、なので、製品計画というのは何か製品を作る時にどのようにして技術を使うのかをきめるということを意味しそして、その製品計画というのは創造性を要求する。技術、開発計画、市場における3つの創造力があれば、一般の人々は新技術の恩恵を受けることが出来る。