◆第005位 『となりのナースエイド』
評価:085点/脚本:オークラ/日テレ/水曜22時/出演:川栄李奈・高杉真宙/全10話/平均視聴率:7.7%
知念実希人の同名原作小説の実写ドラマ化。
新人ナースエイドが、徹底的に患者に寄り添い、様々な問題を解決する、医療ドラマであると同時に、姉の死の真相を追究する、サスペンスドラマ。
なお、ナースエイドとは、看護助手のことであり、看護師の資格はない。
本作の主人公、桜庭澪を演じるのは、民放ゴールデンタイムの連続ドラマ、初主演の川栄李奈。
星嶺医科大学附属病院に所属する、新人ナースエイド。
「前向きバカ」と呼ばれる程、ポジティブ。
第三話にて、実は、外科医であることが、判明する。
星嶺医科大学附属病院の天才外科医、竜崎大河を演じるのは、高杉真宙。
登場当初は、冷静、クールな性格で、患者に対し、深入りしなかったが、徐々にコメディキャラになる。
孤児であるため、養護施設で、育てられた。
火神教授に目を掛けられ、「オームス」の適応対象者となる。
ベテランナースエイドの片岡晴美を演じるのは、水野美紀。
経験豊富で、ナースエイドを纏める、頼れる存在。子供がいる。
ナースエイドの小野夏芽を演じるのは、お笑い芸人の吉住。
皮肉屋で、トゲの有る、言動が多い。
ナースエイドの菊池相馬を演じるのは、矢本悠馬。
大人しい、陰キャラ。澪を好きになる。
三人は、猿田の命令で、澪を監視していた。
星嶺医科大学附属病院統合外科医の教授、火神郁男を演じるのは、古田新太。
画期的な癌の治療法である、「火神細胞」の開発者。
本作の架空の疾患、「シムネス」の完治のため、新技術の「オームス」の開発に莫大な予算と人員を割き、適応対応者を探している。
火神郁男の娘、外科医の火神玲夏を演じるのは、瀧本美織。
才色兼備であるが、過去に大河にフラれている。
外科医の猿田弥彦を演じるのは、小手伸也。
46才であるが、29才の大河に対し、嫉妬している。
また、澪を敵視し、ナースエイド達に澪の監視を命じていた。
澪の姉、桜庭唯を演じるのは、成海璃子。
新聞記者であったが、「シムネス」に罹患してしまう。
澪の治療を受けていたが、飛び降り自殺した。
澪は、それを契機に、医療行為を行おうとすると、パニック障害に陥り、外科医を続けられなくなった。
澪は、外科医として、優れており、「オームス」の適応対象者であったため、火神の紹介で、ナースエイドになったのである。
新宿南警察署の刑事、橘信也を演じるのは、上杉柊平。生前の唯の恋人であった。
唯の死後、唯は、自殺ではなく、他殺でないかと疑い、独自に調べていた。
澪の部屋が荒らされ、パソコンが、盗まれると、澪は、唯を他殺と疑い、橘と共に姉の死の真相を調べることになる。
唯と澪の父、桜庭晃を演じるのは、和田聰宏。
本作開始時点で、「シムネス」のためい、既に、死去している。
第九話にて、火神と同じ大学病院で、働いていた、後輩で、ライバルであったことが、判明する。
そして、実は、「火神細胞」は、桜庭晃が、開発したことを、唯が、突き止めたのである。
火神は、死の間際、澪に、「火神細胞」の開発者が、桜庭晃であると公表されることを恐れて、唯を殺害したと告白する。
しかし、最終回のラスト数分に、衝撃の真実が、視聴者に明かされる。
筆者は、初めて、「ナースエイド」を知ると共に、サスペンスとして、非常に楽しめた。