◆第009位 『マイ・セカンド・アオハル』

 評価:080点/脚本:北川亜矢子/TBS/火曜22時/出演:広瀬アリス・道枝駿佑/全10話/平均視聴率:5.1%

 

 生活のためだけに働いていた、アラサー女性が、謎の大学生の一言を契機に学び直しを決意し、大学生となり、建築学科の「年下の先輩」達と共恋、勉強、夢に奮闘する、恋愛及び、青春ドラマ。

 本作の主人公の実家は、静岡県であり、電信柱の住所に「富士本町」と書いてあったため、筆者の地元の富士市とわかったが、第一話しか、富士市は、登場しなかった。

 本作の主人公、白玉佐弥子を演じるのは、広瀬アリス。

 幼い頃から、高校卒業後、実家の家業を継ぐと思い込んでいたが、高校時代、建築家になりたいとの夢を持ち、受験勉強をする。

 しかし、受験の当日、事故に遭い、試験を受けられず、更に、貧乏なため、浪人できなかった。

 佐弥子は、高校卒業後、東京において、アルバイト、契約社員等、非正規の仕事を転々とした。

 学歴、金の無い、社会人として、人生を諦めていたが、佐弥子のスマホを拾った、謎の大学生に、今からでも大学生になればいいと言われ、猛勉強の末、潮海大学工学部建築学科に合格する。

 潮海大学工学部建築学科の大学生、小笠原拓を演じるのは、道枝駿佑。

 実は、佐弥子のスマホを拾った、大学生であり、偶然、同じ大学の年下の先輩として、再会する。

 建築家としての非凡な才能を持っており、実は、拓の父は、世界的建築家の神保誠。

 佐弥子は、貯金がないため、生活苦に陥っていたが、サクラダファミリア家において、建築学科の大学生達とシェアハウスをすることになる。

 サクラダファミリア家は、日向祥吾が、オーナーで、破格の金額で、潮海大学の建築学科の学生のみに住まわせていた。

 サクラダファミリア家のオーナー、日向祥吾を演じるのは、安藤政信。有名な建築家であり、実は、10年前に佐弥子と出会っていた、初恋の相手。

 10年間、疎遠になっていたが、再会し、佐弥子と祥吾は、良い雰囲気になる。

 佐弥子と同じく、祥吾は、佐弥子を好きだったのである。

 日向祥吾の娘、沢島真凛を演じるのは、飯沼愛。

 佐弥子の同級生。

 サクラダファミリア家には、住んでいないが、父が、オーナーのため、頻繁に訪れる。

 日向祥吾の元妻で、真凛の母、凛子を演じるのは、山本未来。

 真凛は、ハリケーンの様な人と言っており、第三話にて、登場するのみ。

 真凛は、父の祥吾と佐弥子が、恋愛関係になることを望み、祥吾に協力する。

 佐弥子の入学時点にて、サクラダファミリア家の建築学科四年生、桂山キイナを演じるのは、伊原六花。

 小悪魔系女子で、拓は、キイナのことを好きだった。

 建築学科一年生の峯川龍之介を演じるのは、水沢林太郎。

 美意識の高い、ジェンダーレス男子。

 建築学科の一年生、浅田澄香を演じるのは、箭内夢菜。

 実は、本来、二年生であるが、課題を提出しなかったため、留年している。

 建築学科の三年生の田上寛太を演じるのは、濱尾ノリタカ。

 サクラダファミリア家のムードメーカーで、最終回に、何故か、佐弥子達と一緒に卒業していた。

 本作の建築学科は、課題が多く、勉強のため、徹夜をすることがある。

 筆者は、文学部のため、大学時代、殆ど、勉強しなかったので、少々、驚いた。

 本作を見ていると、筆者の人生において、最高の幸せであった、大学時代を思い出し、あの頃に戻りたいと思ってしまった。