2022年の第3クールのドラマが全て終了した。筆者は、今クール、16本のドラマを視聴したので、ランキング及び、感想を述べたい。

 今クールは、サスペンスドラマが5本、恋愛ドラマが3本及び、社会派ドラマが7本、学園ドラマ1 本であった。

 今クールは、TBSの日曜劇場、『VIVANT』が、唯一、全話平均視聴率が、二桁超えを果たした。

 第2位のテレ朝の木曜21時の『ハヤブサ消防団』は、9.3%と二桁に届かず、大差を付けられた。

 今クールは、視聴率が、公表されている、12作品中、7作品が、視聴率、5%台であった。

 『VIVANT』は、映画並みのロケ及び、出演者を揃え、視聴率のみならず、数年に一度の圧倒的人気を誇った。

 筆者にとっても、数年に一度と言える、面白さであった。

 しかし、筆者は、視聴率が、わずか、5.9%の日テレの土曜22時の『最高の教師』に猛烈に感動し、涙を流した。

 筆者にとって、悩みに悩んだ末、『VIVANT』ではなく、『最高の教師』を第1位に選ぶことにした。

 TBSは、火曜22時の『18/40』が、全話平均視聴率、6.4%と第4位であった。

 女性が、主人公の物語のためか、正直、筆者には、面白さが、理解し難かった。

 金曜22時の『トリリオンゲーム』は、全話平均視聴率、5.5%と数字は、低迷したが、個人的には、面白かった。

 TBSは、『VIVANT』が、圧勝しており、他の二作は、他局のドラマと比較して、それなりの高さであった。

 フジの「月9」、『真夏のシンデレラ』は、七年ぶりの王道ラブストーリーであったが、視聴率は、5.6%と、「月9」史上、最低を記録した。

 「月9」の初回視聴率は、2018年7月期以降、13作連続、二桁発進であったが、本作は、6.9%で、遂に記録が、途絶えた。

 しかし、今クールのドラマでは、全話平均視聴率は、実は、第6位で、それほど、酷かったとは言えない。

 フジの月曜22時の『転職の魔王様』は、全話平均視聴率、5.0%、水曜22時の『ばらかもん』は、同様に、5.0%と低迷した。

 木曜22時の『この素晴らしき世界』は、3,9%と、今クール最低であった。

 フジの木曜22時は、近年、全話平均視聴率、最下位を連発している。

 前述の通り、日テレの土曜22時の『最高の教師』は、全話平均視聴率が、5.9%と低迷したが、筆者にとっては、最高に泣ける、ドラマであった。

 本作は、サスペンス及び、SFの要素を含むが、最終的には、学園ドラマとして、見事に完結した。

 近年は、学園ドラマが、少ないが、2019年放送の『3年A組』と同様、サスペンスを取り入れることで、感動のドラマになった。

 日テレの日曜22時30分の『CODE』は、全話平均視聴率が、5.1%と低迷したが、個人的には、サスペンスドラマとして、非常に面白かった。

 水曜22時の『こっち向いてよ向井くん』は、視聴率、5.0%と、他の二作と変わらないが、個人的には、『向井くん』は、正直、面白いと言えなかった。

 テレ朝の木曜22時の『ハヤブサ消防団』は、前述の通り、9.3%と二桁に届かなかった。

 本作は、池井戸潤の原作で、サスペンスドラマとして、非常に面白く、テレ朝の看板枠であるにも関わらず、二桁に届かなかったのは、ドラマ全体の視聴率が、低迷しているためと思われる。

 テレ朝の火曜21時は、2023年1月期の新枠で、全二作は、視聴率は、前二作は、高いとは、言い難かったが、今クールの『シッコウ』は、全話平均視聴率、8.0%と今クール、第3位であった。

 織田裕二が、初めて、主演ではなく、トメであったのが、影響したのかもしれない。