ハワイの伝統音楽と今の音楽を記事にしてきたが、今回はアイルランドの伝統音楽の事を書こうかな。以前にも記事にしたので重複するところも有ります。
1９世紀中頃の大飢饉で約100万人が餓死および病死し、他国への移住を余儀なくされアイルランドからアメリカやカナダへの移民は実に数百万人に達した。映画「タイタニック」などでも船での渡航が描かれている。アメリカ合衆国民のうち、アイルランドに出自を持つ者たち約3,600万人（総人口のおよそ12%）がアイルランド系であり、ジョンＦ.ケネディ、ドナルド・レーガン、ビル・クリントンなど大統領も輩出している。アイリッシュ音楽とは、楽譜に頼らず、アイルランドで聴き覚えによって伝えられた歌とダンスの伝統音楽が多い。
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アメリカに着いた人々は新天地を求めて、東海岸から未開拓の地へ移動した人々も多かった。その事は数々の西部劇やTVの「大草原の小さな家」などでお馴染みだね。そうして各地に移民たちの持ち込んだアイリッシュ音楽が根付き、またアメリカの音楽と融合してカントリー音楽の元となった。特にカントリー・ミュージックのジャンルの一つであるブルーグラス音楽には、そのままアイリッシュ音楽が引き継がれているのも多い。
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日本ではアイルランド民謡の「夏の名残のばら（庭の千草）」や「ロンドン・デリー・エア（ダニーボ－イ）」がよく知られているね。
🎵「夏の名残のばら」アイリッシュ・ハープと唄（NHKの紀行番組より）
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映画「タイタニック」より、アメリカ行きの船倉での呑んだり踊ったりのシーンを見てみようか。これぞアイリッシュの雰囲気。
🎵「Third Class Dance/三等船室のダンス」
主演：ケイト・ウインスレッドとレオナルド・ディカプリオ
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🎵「The Long Black Veil/長き喪のヴェール」
演奏：ザ・チーフタンズ/The Chieftains アイリッシュ・ダンスも入るよ
ザ・チーフタンズは、数々のグラミー賞を獲得しているアイルランドを代表する
音楽グループで、アイルランド音楽の楽器編成で演奏している。歌手はケルト伝統のゲール語で唄っている。俳優のジョン・ウェインもゲール語を少し話せた。
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”ハワイアン・フラ”もそうだがアイリッシュ・ダンスもアイルランドだけではなくダンス・スクールなどで世界で踊られている。これはアメリカのマサチューセッツの結婚式でのダンスで、音楽は今風だが花嫁がこのダンスが得意らしい😊🩰
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カントリーからブルーグラスまで、いまの白人ポップスの基となる古くからのカーターファミリーなど多くの歌手に唄われている名曲で,私も大好きな歌です。「明日になったらこの想いも失恋で終わってしまうのだから、せめて今夜は悲しみを押さえて偽りの笑顔で」と唄うワルツの佳曲（この曲の詳しい事については良く判らないが1５0年位前の1879年の曲で、A.Pカーターが南東部州の山岳地帯で歌い継がれてきたアイルランドやイギリス系の歌を採譜して、1926年に世に出たと言われている） ザ・チーフタンズとマルチナ・マクブライド共演のとても良い動画があった筈だが、見当たらないので今回はこれです。
🎵「I'll Be All Smiles Tonight/今夜はせめて笑顔でいよう 」
唄：Catie Pratt & The Woodmont Wednesday Night Gospel Band
歌詞和訳：部分
額にバラの花を飾ろう 私の真実の愛はそこにあるかもしれない
他の人がくれた宝石が 私の髪の中で輝くだろう
そして私を知る人さえも 私の心は軽いと思うだろう
たとえ明日は心が砕け散っても 今夜はせめて笑顔でいよう
今夜は泣かないでいよう 愛しい人よ 今夜は笑顔でいよう
たとえ明日は心が砕け散っても 今夜は笑顔でいよう
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ここでアイルランド人の性格や国民性を上げてみよう
●人懐っこく気さくでフレンドリー●時間や約束にルーズ●我慢強く負けん気が強く努力家●お酒と音楽が大好き
次回はアイルランド音楽の影響を引き継いだアメリカでのブルーグラス音楽の記事にしようかな🙄🎵
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