医学ーーがんの予防についての記事です。
がんで亡くなるひとは、全世界で年間1000万人だそうです。
ところで、国際共同チームが英医学誌ランセット(THE LANCET)に発表したところによると、
analysis for the Global Burden of Disease Study 2019
GBD 2019 Cancer Risk Factors Collaborators
Published:August 20, 2022
DOI:https://doi.org/10.1016/S0140-6736(22)01438-6
その4割近くは予防可能な要因による死亡だったそうです。
生活習慣をよくすることで、がんの死亡リスクを5分の3にできたら、うれしいですね。
がんによる「健康に生活できる年数の喪失(障害調整生命年(Disability-Adjusted Life Year、DALY)」に大きく影響した危険因子トップ10は次の通りだそうです。
1 喫煙
2 飲酒
3 肥満
4 無防備な性行為
5 空腹時高血糖
6 大気汚染
7 アスベスト(石綿)への職業的暴露
8 全粒穀物の摂取不足
9 牛乳の摂取不足
10 受動喫煙
牛乳と全粒穀物・・・
さて、研究によると、低開発の国/地域でDALYの増加が目立っているようです。
原因として、所得や学歴などの社会的格差が生み出す「健康格差」があるということで、(日本のような先進国でも健康格差はあります。お金がないから救急車を呼べない、みたいな)今後健康格差の縮小のための社会施策が期待されます。