福岡・太宰府天満宮御用達の和菓子の老舗、梅園菓子処さんの銘菓
「宝満山」
をいただきました。
※8月30日(火)まで神戸阪急に出店されています。
(福岡・太宰府天満宮御用達「梅園菓子処」@神戸阪急 地階で、銘菓「宝満山」「水ようかん」をゲット!)
材料は「卵・砂糖・寒天・水あめ」の4つだけ。
シンプルにして鮮烈な卵の風味が、食べるひとに懐かしさ、漠々たる枯野のようなイメージを呼び覚まします。
シェーンベルクが、ブラームス のピアノ四重奏曲第1番(ト短調 作品25)を
「単純、そして豊かであること」
と絶賛した話を聞いたことがありますが、まさしくこの曲の第1楽章の冒頭を思わせる渋い深さがあります。
ここで、とっておきの味変を。
コアントローをかけます。
オレンジのリキュールです。だから、グランマルニエなどでも美味しくいただけると思います。
純朴な風味に妖艶な香りとアルコールの刺激が加わって、早乙女が小悪魔になったような変化です。
「ヒゲの殿下」三笠宮寛仁(ともひと)親王(1946-2012)も、沼津の大中寺に滞在された折、この「宝満山」にコアントローをかけて食べられたそうです。
この美味しい銘菓には、やはりいいお抹茶です。
京都・宇治にある、純正宇治茶専門店・三星園上林三入本店のお抹茶
千利休御好銘「別製 初むかし」。
本当に美味しい。飲みすぎます・・・